Leif Elggren, Per Johsson, Kent Tankred “UGN”

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今、現在、Leif Elggrenと聴いて、何人の人が興味を持つでしょう?スエーデンが産んだ鬼才Leif Elggrenはどちらかと言うとアート寄りのイメージがありますが、元々、1982年頃より活動しているようです(Wikiはスエーデン語のしかないので、和訳出来ん。すまん!)。彼はスエーデン生まれでStockholmに住んでいます。彼は作曲家であり、ヴィジュアル・アーティストであり、レコーディング・アーティストです。なので、Venice (2001年のヴェネツィア・ヴィエンナーレでのNordic館)やStockholm (Fargfabriken), Berlin (Podevil), Johannesburg (2nd Biennial), Siena (Palazzo delle Papesse), Tokyo, Osaka, Marugame, Gothenburg, Los Angelesなどで彼の作品を観ることができます。また、彼の音楽については、英国Ash InternationalやStockholmのFirework Edition RecordsとAnckarström、AmsterdamのMedia Muzak、MoscowのInsofar Vapor Bulkなどからリリースされています。またThomas Likenbergらともコラボ作品を出しています。1992年5月27日にCarl Michael Von Hausswolffと共に、アート作品として、「Elgaland-Vargaland王国」を新しい国として宣言したりもしてます。一方、Per Johssonについては不明なのですが、Kent Tankredも元々、アート畑のアーティストですが、EMS (Institute for Electro-Acoustic Music)で、Rolf EnströmとJan W Morthensonに師事して学んでいます。彼は音楽とそれ以外のアートとを融合させることに注力し、インスタレーションを行うようになります。1988年にBerlinで行ったインスタレーション”Riot”は先のLeif Elggrenとコラボをしています。それが縁で、2人はThe Sons of God名義でコラボ作品を作っているようです。
それでこのアルバムですが、3人が1985年1月12日のFylkingenでのパフォーマンスUGNの為に、1984年11月にStockholmのEMSで披露した作品から取られています。写真にはパフォーマンスの様子も載っていますが、ちょっと何をやっているのかは分かりませんね。音の方は意外と面白いです。初め、モコモコした低音から入りますが、突如、大きな音に変わるので、ビックリしますw 所謂、アート系の”ノイズ”作品は、中にも面白いものもあるのですが、得てして、コンセプトの面白さばかりの面白さが強調されて、肝心の音の方が詰まらなかったりすることが多い訳ですが、本作品はその点はクリアしています。多分コンタクトマイクとか使っているのでしようか?それとも、Kentの自作楽器concresizerとかも使っているのでしょうか? 大音量で聴け!と注意書きがありますように、フル・ヴォリュームで聴くと圧倒されます。音楽とかノイズとか言う前に、目の前の「実在としての音塊」を鑑賞すると言うのが、本作品のキモだと思います。皆さんも一度、体験して下さいね。

“UGN”はYouTubeになかったので、続編の”UGN MAT”を張っておきます。
https://youtu.be/kRuROwkCta4

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