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Test Dept. “Compulsion”
以前にも紹介したTest Dept.(通称「テスト・デブト」)の12㌅EP”Compulsion”です。「英国のEinstürzende Neubauten」とも呼ばれてた彼等ですが、私は個人的に根っこが異なると思っています。Einstürzende Neubautenが仕方なく楽器の代わりに色んな奏法でメタパーを使っていたのに対して、Test Dept.は明らかに最初からメタパー在りきで使っていたように感じられたからです。まあ、それはそれとして、彼等のバイオグラフィーは前回書きましたので、補足だけ。コア・メンバーは、Graham Cunnington, Paul Jamrozy, Jonathan Toby Burdon, Paul Hines 及びAngus Farquharで、他のメンバーは基本、現地調達です。また、スライドや映像などのヴィジュアル担当に Brett Turnbullがいます。彼等は通常のクラブやライブハウスではなく、古いお城や駅の跡などの特殊な場所でライブを行なっています。その後、1990年代となると、バンドはインダストリアルな風味が薄れて、テクノの手法を取り入れていきます。1994年に、刑事司法及び公共の秩序法が通過したことで、バンドの政治的な立場は更に強固なものになっています。しかしながら、1997年にバンドは解散していますが、一部のメンバーはアートや文化の分野で活動を続けています。そして、2014年にバンドはTest Dept Reduxとして再編成されています。メンバーはZel Kaute, David Altweger, Charles Poulet, で、より大きな場所で演奏する時にはAshley Davies, Rob Lewis, Alex NymとFranziska Anna Faustが加わります。Test Dept Reduxは2016年にギグを行っており、2019年に最新アルバム”Disturbance”をリリースしています。ザックリとこんな感じです。
それで本作品の内容ですが、元々の彼等のスタイルである落ちてる金属屑(メタル・ジャンク)を集めて、メタパーとして叩きまくるのは勿論、気合の入ったヴォーカルも聴けます。ただドラムのパターンが所謂4つ打ちで、EBM様のダンス曲風になっています。また、B面ではシーケンサーも使っており、明らかにテクノ的楽曲になっています。それを良しとするか駄目とするがはBrett Turnbullこのような方向に向かうのも宜なるかなですなぁ。と言う訳で進化したTest Deptを是非とも聴いてみて下さい。
A “Compulsion (Machine Run)” (5:10)
B1 “Pulsations 1 (Human Run)” (4/59)
B2 “Pulsations 2 (Human Run)” (5:46)
A “Compulsion” (5:10)
https://youtu.be/M-MY2ULbTGk?si=1Uejajv4KwUNHlj_
B1 “Pulsations 1 (Human Run)” (4:59)
https://youtu.be/4kzAvmv7r0o?si=_fVX7SS6rbRDbYO8
B2 “Pulsations (Version 2)” (5:46)
https://youtu.be/PKV_ZKUw0ss?si=K6L4qDrjU7qnxCgr
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