Simple Minds “Life In A Day”

0

Simple Mindsって聞いて、その音楽が思い浮かぶ人は少ないのかな?私も今まで食わず嫌いみたいな感じで、聴いた覚えがありませんでした。メンバーのジャケ写見ても、何だか地味な感じで、イマいちカリスマ性に欠ける気がして、それで、あんまり当時は売れなかったのか?と想像します。本作品は彼等のファーストアルバムです。その前に彼らのバイオグラフィーをば。1977年にスコットランドのGlasgowで結成されたパンクバンドJohnny & The Self Abusersが元になっています。Glasgowのシーンを作っていたAlan Cairnduffが仕事を辞めて彼の友達のJohn Milarkyと組んで、それまで働いたことの無い詩人でシンガーのJim KerrとギタリストのCharlie Burchillと言う幼馴染の2人と共に、2人の学友のBrian McGee (Dr)とTony Donald (B)も誘います。Alanは自分がVo, G, Saxができたので、彼の友人のAllan McNeillをサードGとして加入させます。その為、JimはKbdに、CharlieはVlnにシフトしました。彼等はライブもやり、Generation Xのサポートもしていますが、直ぐにJohnとAllan McNeill派とJim, Tony, Charlie, Brian派に分裂します。その内の後者がSimple Mindsの元になります。1978年1月にSimple MindsはDuncan BarnwellをセカンドGとして加入させ、担当楽器で色々試しますが、1978年3月にはJim Kerr (Vo, lyrics), Charlie Burchill (Vln, G), Tony Donald (B), Duncan Barnwell (G), Brian McGee (Dr)にMick MacNeil (Kbd)を加えたメンバーでSimple Mindsとして活動を始めます。因みにバンド名はDavid Bowieの曲"Jean Genie"の歌詞から取られているようです。それで彼等はガンガンライブをやっていたようですが、そこに目をつけたのが、Zoom Recordsを立ち上げたレコ屋のオーナーBruce Findlayで、彼等のフルタイム・マネージャーとなり、Zoom Recordsから彼等のファーストアルバム”Life In A Day (駆け足の人生)”を1979年4月にJohn Leckieのプロデュースでリリースします。Zoom RecordsはAristaの子会社だったので、Aristaが配給を行っています。この時にTonyが脱退し、新しくDuncanの友達Derek ForbesがBで加入。また、Duncan自身も脱退します。よって5人組としてレコーディングをしています。このアルバムが本作品なのですが、実はセカンドアルバム以降の曲と大きく異なってるとのこと。ここでは割愛しますが、セカンドアルバム以降、特に1985年をピークに、彼等は、UK及びUSチャートに入るようなスタジアム級のビッグバンドに化けます。私はそこら辺は未聴なので、また聴いたら紹介したいと思います。多分メジャー寄りのややダークでミニマルなニューウェーブバンドになってるみたいです。
それで本作品”Life In A Day”ですが、確かにMagazineを思わせる、ちょいパンクっぽい音楽ですが、垢抜けてないところが、逆に新鮮だし、バンドとしてはいい感じになっていると思いますが、どうでしょうか?こちらの方がより「ニューウェーブ感」あると思うんだけどなあ。歌詞はよく分かりませんが、結構、詩的みたい。しかもキーボード入ってるし。私は断然、このアルバムの弾けるようなカラフルなポップネスを「推し」ますけどね。どうです?ちょっとは興味持ったでしょ? まあメンバーに華がないのはちと痛いが、、、後、B面の最後の曲が突然終わるのは?何故?

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLAFB20OoL0eY9M7H6JYuXa8Veix1xXbyn

#SimpleMinds #LifeInADay #ZoomRecords #Arista #Glasgow #NewWave #JimKerr #CharlieBurchill #BrianMcGee #DelekForbes #MickMacNeil

Default