Hair Police “Drawn Dead”

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Hair Policeを君は知っているか?!と言う訳で、米国ノイズ・バンドHair Policeの5枚目のアルバム”Drawn Dead”を紹介します。このバンドは2001年1月に、ケンタッキー州Lexingtonで結成されています。その時のメンバーは、Hair Policeのリーダーにして、Wolf EyesのメンバーにもなったMike Connelly、オーディオ・ヴィジュアルアーティストのRobert Beatty、Trevor Tremaineに加え、Ross ComptonとMatt Minterもオリジナルでした。因みに、Mikeは自身のレーベルGods of Tundraも運営しています。それで、2001年4月13日にデビューライブを行ったのですが、その時既にカセット作品”The History of Ghost Dad”が物販されていたそうです。しかしながら、その年の夏にはRossが辞め、更に2002年10月にはMattも脱退します。それで、Mikeは2003年終わり頃にミシガンに移り、2005年春にはWolf Eyesに加入しています。Hair PoliceはWolf EyesやPrurient、更にはSonic Youthと共にUSツアーに明け暮れていたらしいです。作品としてはDiscogsで2013年までは追えますが、その後、バンドがどうなったかは不明です。
それで、本作品ですが、5枚目のアルバムになりますが
CDとしてはHanson Recordsが、LPとしてはWeird Forest Recordsが出しています。全編、曲名も何もなく、抜けの悪いスモッグの様なノイズが垂れ流されており、良く聴くと、恐らくはギターとか金属とかのフィードバック音を中心に録音されたのではないかと思われます。ここら辺の米国のノイズ・グループは、古い機材を使って、敢えて「抜けの悪い」音を多用しており、それが2000年代以降の米国ノイズ(Hanson RecordsやAmerican Tapesなど)の一つの流れになっています。しかしながら、それはそれで楽しめる訳でと言うより、何度も聴くうちに新しい発見があって、中毒性のある音作りをしています。レコードのジリジリした音の感触に震えますね。多分、カセット録音とかオープンリールとかで録音してるのでしょうね。さあ、皆さんも米国ノイズを楽しみましょう!

YouTubeにはアップされていないので、他の曲を。
Hair Police “Let’s See Who’s Here And Who’s Not”
https://youtu.be/x3pUZxVyS3M

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