Two Daughters “Recordings 1979-1981”

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これまた、謎なバンドと言うか、デュオのセルフ・コンピです。私はこのTwo Daghtersが何者かも知らずに視聴して購入したのだと思います。Two Daughters、それはAnthony BurkeとPaulのデュオのことで、オフィシャルにはSteven StapletonのレーベルUnited Diariesが親レーベルになって、Anthony & Paulなるレーベル(ややこしい)からLPを1枚、その前に他のレーベル(多分、自分達のレーベルで、それしか出していない)からカセット作品を1本リリースしています。1980-1982年にBrixtonで宅録してたようです。如何せん情報も作品もこれだけなので、全然わかりません、知ってる人がいたら、教えて下さい!あと、Cherry Red Recordsのコンピ”Perspectives and Distortion"に”Return Call - We Are”と言う曲が収められているのですが、それにはJon Moreがclarinetで客演しています。そして、2004年にAnthonyは亡くなっています。
本作品は1本のカセットと1枚のアルバムから寄せ集めたセルフ・コンピで、1枚目がファースト・カセットを、2枚目がファースト&ラストLP”Kiss The Cloth / Gloria”を丸々入れて、ダブルLPにしています。それでマスタリングはJos Smoldersが手掛けています。まずはこの1枚目A面から。静謐な音響作品で、A-2に先述の曲”Return Call - We Are”が収められています。敢えてて一言で言うならば、アコースティック・アンビエントですね。B-1”Return Call”はA-2に対するアンサーソングかな?単調なクラリネットのフレーズが繰り返され、ズレていくので、何とも複合的なテクスチャーになつています。その後も、不思議/正体不明のアコースティックな感触の音が垂れ流されるかのように続いていきます。音は押しよりも引きの方に魅力を感じますね。2枚目のA面はLPのA面で、大きく”Kiss The Cloth”と題されていますが、歌物❗️に挑戦しているかのようなトラックから始まり、何処かに反復する音(ループ音)が隠されてます。A-3では反復するコーラスにロー・タムの連打と言う簡素ですが、コーラスが段々と変化(?崩れて)していきます。2枚目のB面はLPのB面で”Gloria”と題されており、いきなりAMKを思わせるアナログ・モンタージュ的なレコードの反復から始まり、そこにコーラスや弦楽の音が絡みつくと言う曲で、聴きていると、なんかLSDで幻覚見てるようです。他にも、シンバルやギター或いはガムランの反復音を使った、落ち着いた曲からなります。疲れている時に聴くとぐっすり眠れますね(苦笑)。そんな優しさに満ちたアルバムですが、偶にはこう言うのも聴いてみたくなりますね。

“Two Daughters”
https://youtu.be/yr1gdEjuXEA

“Kiss The Cloth”
https://youtu.be/9cHl_ZiYEvQ

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