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Depeche Mode “Live London 84”
皆さん、もうメジャーなバンドでしよ?と言うかも知れないDepeche Modeが来ましたぁ!1980年から現在に至るまで、第一線で活動しているバンドで、出身は英国エセックス州Basildon出身で、現メンバーはAndy Fletcher, Martin Gore, Dave Gahanから成ります。ちょっとだけ彼等のバイオグラフィーをば。元々、1977年、学友だったAndy (B)とVince Clarke (Vo/G)が結成した No Romance In China"が最初のバンド活動でした。1979年にVinceは友達のRobert MarlowとPaul Langwithで、Ultravox風のバンドをやり始めます。この頃(1978-1979年)、MartinはPhil BurdettとNorman and the Wormと言うアコースティック・デュオをやっていました。1980年3月に、Vince (Vo/G)とAndy (B)は、Composition of Soundと言うバンドを始め、そこにMartinが加入します。その頃、VinceがOrchestral Manoeuvres in the Dark (OMD)を聴いて,これからはエレクトロニクスだ❗️とショックを受け、バイトをしながら、シンセを買ったり、借りたりして、3人共シンセを担当するようになります。そして、Vinceは、David Bowieの”Heroes”のジャムセッションをしていたDave Gahanを誘い、正式にDepeche Modeが結成されます。バンド名はフランスのファッション雑誌から取られたそうです。Depeche Modeの最初のライブは1980年5月に、地元のJames Hornsby School (MartinとAndyの母校)で行われました。彼等の最初の音源はSome Bizarreの1980年出た同名のコンピに収められた"Photographic"と言う曲です。彼等はデモテープを皆んなで配りまくりましたが、殆どのレコード会社に”Fuck Off!!!”と言われたそうです。彼等の正式なデビューは、彼等のライブを、東ロンドンにあるパブBridge Houseで見たDaniel Miller (Mute Records)に声をかけられたことから始まります。1981年2月にデビューシングル”Dreaming of Me”をMuteから発表、全英チャートで57位を記録します。さらにシングル”New Life”を発表、これが全英チャート11位のヒットとなり、3ヵ月後に出した”Just Can't Get Enough”では全英チャート最高8位と段々人気が出てきます。1981年10月リリースのデビューアルバム”Speak & Spell”は全英チャート10位を記録し、評論家や雑誌から好印象な評価を受けます。とここで、作詞・作曲の大部分を手掛けていたVinceが、ツアーやプロモーションに嫌気が刺して、なんと1981年11月に脱退してしまいます。そこで、デビューアルバムで2曲だけ作詞作曲を手掛けたMartinが全面的に担当するように成ります。Vince脱退後の初のシングルとなった”See You”は過去最高の全英チャート6位を記録。続いて2枚のシングルを出した後、セカンドアルバム”A Broken Frame”を発表します。やがてバンドは4番目のメンバーを求め、メロディメイカー誌に匿名でメンバー募集を掲載、オーディションの結果、当時22歳のAlan Wilderをメンバーとして選びました。実はこの時、Alanは年齢を詐称していましたが、それ程問題にはなりませんでした。1983年に4人編成に戻ってから初のシングルとなる”Get the Balance Right!”を発表。続いて、サードアルバム”Construction Time Again”を発表しますが、Alanのアイデアで、SynclavierやE-mu Emulator samplerを用いて、金属の打撃音や摩擦音といったインダストリアル・ミュージックの要素を持ち込んだ異色作となりました。1984年に発表された”Some Great Reward”は、挑発的な楽曲が込められた作品であり、売り上げも過去最高となりました。先行シングル”People Are People”は全英チャート4位、全米チャート13位など欧米でヒットしており、人種差別と暴力をテーマになっています。シングルカットされた”Master and Servant”は、詞の内容や鞭の打撃音、鎖の音など当時は公にできなかったSMプレイを想起させる内容となり、米国のラジオ局では多くの放送局が曲を流すのを自粛した。またBBCでも一時放送禁止が取り沙汰された。メンバーが黒い皮やエナメルを用いた服装に身を纏い、Martinが女装をしだしたのもこの時期です。まあ、ここら辺からも彼等は前進し、活動を続ける訳ですが、まあ ビッグバンドに有りがちなアルコール依存症や薬物乱用など、またAlanの脱退などを克服して,現在に至ります。彼等の欧州での人気はアリーナクラスで、とても日本では考えられない大物になっています。
長くなりましたが、本作は1984年ロンドンでのライブ盤なんですが、Discogsに無いし、レーベル名も無いので、恐らくブートと思われます。しかしながら、音質は割と良く、当時の模様を伺い知ることが出来ます。選曲も初期のナンバーが多いので、私的には嬉しかったですね。最初期のナンバーはやっぱり観客にも受けてますね。多分、シンセ3人+Vo1人と言う編成でしょうか、恐らくはTR-303のドラムマシンを使ってますね。いつも疑問に思うのは、こう言うシンセ・バンドは一体、どうやって、ドラムマシンやシーケンサーを使っているのかな?と言うことですね。The Human LeagueやOMDなんかは録音したオープン・リールをバックに使ってましたね。今ではすっかりビッグなバンドになっていますが、この頃はまだ、ニューウェーブと一緒に出てきて、その流れに乗りつつも、独自のポップ路線を歩き始めた感じで、いいですね。初々しいって言うので、まあ。そんな感じで、Depeche Modeの初期のライブを堪能してください。
A1 “Two Minute Warning”
A2 “Shame”
A3 “See You”
A4 “Get The Balance Right”
B1 “Love In Itself”
B2 “Pipeline”
B3 “A Photograph Of You”
B4 “Told You So”
B5 “New Life”
B6 “More Than A Party”
[1994年のライブ]
https://youtu.be/k4_66fOdMpY?si=DkzJgoOKLd-luylD
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