Conrad Schnitzler, Borngräber & Strüver “Con-Struct”

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こんな人生を送りたかった❗️と言う程にどんどん作品を作り続けていたConrad Schnitzlerが独逸ベルリンのChristian BorngräberとJens StrüverのデュオBorngräber & Strüverと共に作り上げた作品が、この”Con-Struct”です。一緒に作ったと言っても、実際に作曲・演奏したのはConradで、Borngräber & Strüverはアレンジとミックスをやっているだけなので、ほぼほぼConradの作品と言っていいかもしれません。それで、本作品の内容は、一言で言えば、アブストラクトな電子音が深みを持って立ち上がってくるような音楽でしょうか。それ程までにバチバチな音はなく、不明瞭なリズムはあるものの、寧ろ,全体の音像は、アンビエント風ではありますが、恐らくこれはBorngräber & Strüverによるアレンジとミックスのせいだと思います。ただ,元の音と思われる部分も、いつものConrad節ではなく,やや落ち着いた曲になっているようで、ここら辺を擦り合わせたのかなあと想像してしまいますね。しかも、明確な曲名も無く,”Con-Struct 1”, Con-Struct 2”などと素っ気ないものです。これは電子音楽が元々持っているAbstractnessに関係するのでしょう。全8曲で、各面4曲ずつを収録。このアルバムは「構築」ては無く,”Con”と”Struct”と分けられているように、「Con”Rad”が成し遂げた脱構築」であったのかもしれませんね(深読みかな?)。または,電子音楽とは元々抽象的なものであると言う確信を突き詰めたのかもしれませんね。いずれにせよ、ここにまた、新境地があるように思います。皆さんも如何でしようか?一度,聴いてみてね。因みにリリース元のM=MinimalはBorngräber & Strüverのレーベルです。

“Con-Struct 2”
https://youtu.be/WKjuQPHkA5o

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