Massacre “Killing Time”

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出ました❗️Fred Frith, Bill Laswell. Fred Maherによるスーパー・アヴァン・ロック・トリオMassacreの登場です。基本、インプロでの演奏ですが、その元にはちゃんとした譜割りがあるようです。3人とも超絶技巧の持ち主なので、この様なインタープレイが可能なのでしょう。録音は1981年4月にパリで、更に同年6月にブルックリンで行われていますが、弱冠のオーバーダブが施されているようです。そのMassacreですが、1980年2月にPeter Glegvadがヴァレンタイン・コンサートのオープニングを探していた時に,彼の提案でパワートリオとして結成されました。まあ、Materialのリズム隊にテーブルトップギターで有名になったFrithがGで参加と言う形態ですが、出てきた音楽はロックともジャズとも何とも言い難い音楽ですね。なお、これ以降の作品ではDrはCharles Haywardになっています。Massacreの音楽はフリージャズにハイ・パワーなロックのエネルギーをぶち込んだスタイルで、それまでの即興音楽の系譜と異ります。そう、大音量で聴くべきスタイルであり、歪で変拍子を多用しますが、生々しいロックンロールの進化型としても捉えられると思います。このメンツでのバンドは1981年7月でMaherの脱退より一時活動停止になりますが、1983年にAnton FierのGolden PalominosにFrithとLaswellが加わることで、再結成の手応えを得ます。その後、1998年に、ドラムにHaywardを迎えて、Massacreを再結成し、多数のアルバムを出しております。
それで本作品についてですが、ロックのフォーマットで、即興演奏やフリーミュージックを演っていると言えばいいのでしょうか?とにかく、凄いパワーと技巧で、ぐいぐい引っ張られていきます。ロックの辺境に位置するにも関わらず、その存在感は大きいですね。曲が短いのもグーです。録音データは前述した通りです。私にとっては、Frith関連の作品では大好きなアルバムですね。もし、ありきたりのロックに飽きたリスナーさんは、このアルバムを大音量で聴いてみて下さい。

A1 “Legs”
A2 “Aging With Dignity”
A3 “Subway Heart”
A4 “Killing Time”
A5 “Corridor”
A6 “Lost Causes”
A7 “Not The Person We Knew”
B1 “Bones”
B2 “Tourism”
B3 “Surfing”
B4 “As Is”
B5 “After”
B6 “Gate”

https://youtu.be/rox7sirqzbQ?si=IB6E5aCGWyY0e8cw

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