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- 4F Underground music: Japan
- 8 1/2 “s/t”
8 1/2 “s/t”
私は8 1/2(「はっか・にぶんのいち」と呼ぶ)の名前は高校生の時から知っていたが、何ぶん、実際の音楽をちゃんと聴いたのは、このアルバムが最初でした。ただ、曲自体は戸川純さんやハルメンズで一部知ってはいましたが。先ずは、バイオグラフィーを少し紹介しておきます。元々は、泉水敏郎と中嶋一徳らが結成したWINKが1978年に改名し、8 1/2となった訳ですが、当時有名だった渋谷のロック喫茶ナイロン100%の看板バンドでした(千葉のバンドでしたが 苦笑)。バンド名はフェディリコ・フェリーニの映画のタイトルから取られています。本作品の作製時のメンバーは久保田慎吾 (Vo)、上野耕路 (Kbd)、鈴木智文 (G)、谷嶋ちから (B)、泉水敏郎 (Dr, Vo)で、一曲だけBが中島一徳が担当しています。録音は1979年にParis Studioで行われています。その後、中島氏がパンクバンド自殺に加入する為に脱退し、また、上野氏と泉水氏がハルメンズに参加したことから、バンドとしては1980年3月に解散となってます。本作品に収録されている曲の一部は、彼等の熱狂的なファンであった戸川純さんがカバーしたり、また、ハルメンズが自分達のナンバーとして演奏・録音したりしていますので、そちらで知っている方もいらっしゃるかもしれませんね(私もそのクチです)。内容的には、屈折した青年の言葉のような歌詞と久保田氏のハスキーなヴォーカルに、上野氏のキーボード(シンセやエレピ)が暴れるように乗っかっていく、少し変わったニューウェーブ・サウンドで、意外とドラムの泉水氏が曲を書いたいたりもするのも特徴かと思われます。久保田氏の声質は好き嫌いが分かれそうですね。本作品は1979年録音ですが、オリジナルのリリースは1985年で、更に、リマスターした本作は1987年です。キーボードを使った日本のニューウェーブの元祖みたいな存在ですが、少し触れてみてはどうでしょうか?
A1 “少年たち”
A2 “ジュリーにお願い”
A3 “踊れない”
A4 “上海特急”
A5 “キネマの夜”
B1 “ナルシスティック”
B2 “その絵を踏むな”
B3 “ベッドルーム・クイーン”
B4 “戒厳令”
https://youtu.be/YzfsCetAKhI?si=qlCBtvpXCELSisag
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