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Palminger / Kubin “Sabàta”
これは、もうKubinの名前だけで買ったブツですね。ジャケ写のCharles Bronsonも懐かしいです(今の50歳以上のTVッ子だった方には)。このコラボ・シングルは、Felix KubinのレーベルGagarin Recordsの第8弾としてリリースされたもので、独の俳優/歌手で、Studio Braunと言うコメディ楽団のメンバーでもあるJacques Palmingerと早熟のポップ天才少年だったFelix Kubin、それに、Sergej Autoも加わって作製されたシングルです。ハッキリとは分からないのですが、Kubinがミュージック・コンクレートを、Palmingerがジャズ・エマニュエールを、Autoがロボテックなポップ(B面のみで、このアーティストは、Felix Kubinに近い変態テクノポップをやっています)を担当しているようですが、Google翻訳に掛けても意味は分かりませんでした。Palmingerにとって、最初のレコードが本作品で、それ以後、年1回のペースでボチボチリリースはしています。なお、Felix Kubinのバイオグラフィーについては、以前にもかいてありますので、そちらをご参照下さい。早速、各面についてご紹介していきます。
A: “Sabàta” (4:12)は、初っ端から映画のセリフで始まる、緊張感と含み笑いを感じるエレ・ポップで、Kubinっぽい音色なんですが、少しアレンジとかがいつもと違う印象(あくまでも印象です!)を持ちます。でも、ドラムマシンをそのまま使わずに、シンセでドラムマシンの音を作っている所は流石ですね。ヴァイオリン等の弦楽器の音も聴こえますが、多分、サンプリングなのかな?後らGも使ってますね。
B: “Außer Atem” (4:09)も、映画の台詞のサンプリングから始まり、ブラシ・ドラムのようなリズムに沿って、オルガンやシンセやはたまた映画の台詞やピアノ等の音がコラージュされています。後半の重低音は結構来ますねぇ。
両面(特にB面)は、一定のリズムはあるものの、具体音や楽器/非楽器の音が入り混じっているので、何だか白昼夢で映画のワンシーンを見ているような感じにさせられるシングルです。勿論、A面はビートもあって、ちゃんと「ポップ・ミュージック」なのですが、両面を聴き通すとどうにもそのように感じてしまいます。これも計算したシングルなのでしょう!やはり天才的Kubinのやる事は一味違いますねえー。中古で見つけたら、直ぐに、ゲットだぜぃ!
[本シングルはYouTubeには上がっていませんでしたので、Jacques Palmingerの曲を上げておきます]
Jacques Palminger “Polizeihubschrauber”
https://youtu.be/lB2G6bR_338?si=j7PJ6juu1GoOb1r0
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