Einstürzende Neubauten “Kalte Sterne”

Einstürzende Neubautenの初期の作品である７インチシングル２枚組”Kalte Sterne”をご紹介します。ここでは、Blixa Bargeld, F.M.Einheit, Endruh UnruhことN.U. Unruhの初期の最強メンバーによる作品になっています(正確には、最初期のメンバーは、Blixa, Unruhに、後にMania D.を結成するBearte BarteiとGudrun Gutの４人なんですが)。ここら辺から名作”Kollaps”に続いていくことになります。そんな彼等の一種、実験的或いは破壊的とも言えるサウンドがこの作品には刻み込まれています。と言う訳で、７インチシングル２枚組全５曲を、ご紹介ししていきたいと思います。

◼️Disc1
★A: “Kalte Sterne” (4:13)は、初期の３人のメンバーでの演奏で、メタルパーカッションとBとGに、Blixaの荒々しいVoから成る曲で、プリミティブにしてパンキッシュです。
★B: “Aufrecht Gehen” (3:48)は、民族音楽的とも言えるメタパーのリズムパターンに、Blixaの押し殺したような〜時に叫ぶようなVoから成る曲で、時々、シンセ？オルガン？のようなノイズが挿入されます。また最後にはGも加わって終わります。
◼️Disc2
★C1: “Ehrlicher Stein” (0:59)は、シンセのような音から始まり、ノイジーなGと無茶苦茶なメタパーの乱打から成る曲で、Blixaはその中で叫んでいます。
★C2: “Pygmäen” (1:19)では、交響楽のテープ音とメタパーの連打が交互に繰り返され、音のズレたプリぺアードGで終わるインスト曲です。
★D: “Schwarz” (4:14)は、初期の代表曲で、不協和音のオルガン・ドローンと簡素なメタパーにBlixaの抑制したVoから成りますが、バックの演奏も強迫的になり、Voも叫んだりします。正しく「黒」です！

　久しぶりに聴きましたが、これを初めて聴いた時は、相当、衝撃を受けたことを思い出しました。しかも、７インチ２枚組と言う特殊フォーマット、痺れましたねぇ。多分、この頃のNeubautenには、一種のカリスマ性みたいなものを感じていて、それはBlixaのVoスタイルにもよる所も大きいのですが、おぼこい私は、その毒気に当てられていました。まぁ今とはかなり違うサウンドですが、これがロックとして認識されたことが大きかったのでは？と思います。未聴の方は是非聴いてみて下さい！

A: “Kalte Sterne” (4:13)
https://youtu.be/t5U_4dH7960?si=MZ9hHwSZtzFhlTiO

B: “Aufrecht Gehen” (3:48)
https://youtu.be/IGdTiRlK40w?si=Z11H8T_5ZO9THuE2

C1: “Ehrlicher Stein” (0:59)
https://youtu.be/tspumNe7FKA?si=pEubJZ52NFR_rdRM

C2: “Pygmäen” (1:19)
https://youtu.be/aDGRekHeDVM?si=ZY0OIVjzcZw8_swQ

D: “Schwarz” (4:14)
https://youtu.be/wai_WnSP8w0?si=hQOmHokj1_ZqWM9J

[early songs]
https://youtube.com/playlist?list=PLcWA977eKB-MLoiI-JzYXvSlZDKoiL2-k&si=eEaO0mP-G06K8mlB

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