Don Bartnick “Casino”

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Don Bartnickは、珍しくInk Recordsから1枚のシングルを出して、数枚のコンピレーションに数曲だけ音源を提供しているだけで、その素性はよく分かりません。「クラウトロック大全」によると、本名はManfred Bartnickと言う巨漢アーティストで、マフィアに扮していたりしていたらしいです。ただ、彼は1980年代半ばに、Düsseldorfを離れて、音楽活動も休止しているようです。ちょっと勿体ないようにも思えますね。この位の情報とかしら、わかりませんでした(すまん!)。それでは、各曲をご紹介していきます。

★A: “Casino” (3:02)は、チープなリズムズムボックスに合わせて、裏声Voが歌い、そのバックにコーラスワークやSaxが入り、雰囲気たっぷりのGも加わる曲で、終わり方何とも面白おかしい。
★B: “Gefährliche Karriere”は、怪しげでちょっとカッコ良いリズムの曲なんですが、やはり子供っぽい裏声Voとコーラスワークが効いていますね。なお、シーケンサーやSE的シンセも使っているみたいです。この曲の最後もまた面白い。

 NDW独特のユーモアに溢れた2曲で、正体不明なことから、The Residentsっぽい所もすこーしだけ感じます。それにしても、作曲にはBartnickを含めて3人の名前が載っているので、何らかの協力者がいたのではないか?と推測します。NDWの中に咲いた徒花、Don Barknick。一度聴いたら、やめられませんよ!

A: “Casino”
https://youtu.be/5jJCh5aWI9w?si=sURJqkjin7vXGfu2

B: “Gefährliche Karriere”
https://youtu.be/Q0bh_ZP8S7k?si=Y4H3qLl3L9qcSe86

[オマケ: “Der Koffer Aus Rio”]
https://youtu.be/Md8aJEDJ9BA?si=uwu4tTZBM71_Trpa

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