Kosmonautentraum “Liebesmühn”

7インチ箱を漁っていたら、こんなモノが出てきました。Kosmonautentraumのシングルなんですが、多分、これ、ファースト・アルバム前に録音された音源で、これの前のシングル”Rache!”からのアウトテイクが収められているのだと思います。多分、これらのシングルが、ファースト・アルバム”Juri Gagarin”に繋がって行くのだと思います。Kosmonautentraumのバイオグラフィーは既に書いてありますので、そちらをご参照下さい。このシングルでの参加者は、Ziggy XYことMichael Jarick (Vo, Kbd; ミカエル・ヤーリック), Karl May (G; カール・マイ), SüsskindことErhard Schüttpelz (Kbd; エルハルト・シュットペルツ), E.K.T.ことEckart Kurtz (Drs, G, B; エッカート・クルツ)の４人です。内容はA面１曲/B面２曲となっています。それでは各曲をご紹介していきます。

★A “Kosmonautentraum Nr. 7” (3:40)は、いきなりカッコ良いBラインで始まり、それにフリーキーなGと叫び声のようなVoが加わるミニマル風の曲で、後半に向けて、Gが段々と激しく痙攣してきます。
★B1 “Kosmonautentraum Nr. 8” (2:37)は、ロータムを多用したDrsのビートに、ゴムの音や引き伸ばされたVoが絡む曲で、呪術的ですらありますね。
★B2 “Kosmonautentraum Nr. 9” (0:59)は、ミュート気味のGとチープなシンセに、エコーVoが奥ばって配置された小曲で、何かの儀式っぽいです。

　このシングルでは、曲は前のシングルからの通し番号になっていますが、何らかの「実験的要素」を試しているのではないかと想像します。それを見越しても、中々、面白いサウンドを彼等は奏でており、この後にリリースされるファースト・アルバムとは、またちょっと変わった音楽性を感じます。まぁ、シングルなので、羽目を外したのかな？それにしても、これは一種のコレクターズ・アイテムかもしれません。けど、ファンなら必須アイテムですね！

A “Kosmonautentraum Nr. 7” (3:40)
https://youtu.be/QYPEFRR2usA?si=SBUWyt0YMtiG_Qdn

B1 “Kosmonautentraum Nr. 8” (2:37)
https://youtu.be/ClMMzcla9es?si=GVYwhOsJ5MdlDGqS

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