Die Tödliche Doris LP1 “Der Siebenköpfige Informator” from “Strudelsölle”

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もう、皆さんはDie Tödliche Doris (ディー・テードリッヒェ・ドリス)のことは、充分に知っていらっしゃると思います。今回は、彼等の最初期(1980年〜1984年)のカセット音源を、LP再発して、6枚組のボックスセットにした作品”Strudelsölle (シュトルデルゼーレ; 「渦巻くべきもの」?)から1枚ずつご紹介していきたいと思います。多分、元のカセット音源は手には入らないと思いますので、このボックスセット(バラ売りもありますが、限定品なので集めたりするのは困難)で聴くのが宜しいかと思います。また、ラジカセ録音と思われるので、音質は元々悪いと思います。ではLP1から紹介していきましょう。

◼️LP1 “Der Siebenköpfige Informator (ディー・ジーベンケッフィーゲ・インフォルマーター;「7つの頭を持った情報屋」の意” (1980年作) Eisengrauからリリース。

★A1 “Der Siebenköpfige Informator (- Vor Dem Krieg)” (3:06)は、パルスのようなリズムボックスに叫ぶようなVoが乗っている曲ですが、段々とリズムボックスは早くなっていき電子音化して、消えたり、始まったりします。マイクはハウりまくっていて、最後にリズムボックス音は持続音になって終わります。
★A2 “Nahrung Für Den Hungernden Informator” (2:20)は、タムを中心とした単調なDrsに、変調?叫び声のVoが乗る曲で、独逸語が解れば、もっと楽しめそうです。何だかバックにシールドの接触不良音が聴こえます。これも曲の要素なのでしょうか?
★B1 “Wir Halten Kritisch Unsere Eindrücke Fest” (5:27)でも、ガタついたDrsに、変調した叫び声(男性)のVoが絡んでおり、バックにシンセの粗い音が鳴っていますが、途中からBがDrsに合わせ始め、祝祭的になっていき、唐突に終わります。最後のはMCかな?

 これ、始め、33 1/3回転で聴いていて、何か声がおかしいなと思い、45回転にしたら、シックリきました。それにしても、ライブのキリキリした緊迫感が、音質の悪さ故に、「音」と言う物質に変換されて、直接、耳に突っ込まれる感じがして、凄い迫力です。本人達は大真面目だからこそ、危険な音楽ですね。しかし、片面10分弱では、ちょっと勿体ないかな?

A1 “Der Siebenköpfige Informator (- Vor Dem Krieg)” (3:06)
https://youtu.be/imbklydJRMw?si=1iCp21kDNsBjG31c

B1 “Wir Halten Kritisch Unsere Eindrücke Fest” (5:27)
https://youtu.be/0tiN0j2eQhM?si=HyqHvgH79mPvZbjd

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