Die Tödliche Doris LP2 “Das Typische Ding” from “Strudelsölle”

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続きまして、Die Tödliche Dorisのボックスセット“Strudelsölle”の2枚目”Das Typische Ding (ダス・ティピッシェ・ディング; 典型的なもの)です。タイトルからして、Dorisらしいですね。本作では、両面3曲ずつ収録されています。それでは、各曲をご紹介ししていきましょう。

◼️LP2 “Das Typische Ding”
★C1 “Die Schuldstruktur” (3:57)では、ナレーション・テープ音で始まり、バックにオルガンの不協和音やBらしき音が聴こえてきたと思ったら、でんでん太鼓のようなDrsとヴァイオリンの不協和音に乗せて、Müllerの叫び声Voが聴こえます。スネアはホワイトノイズかな?
★C2 “Kavaliere” (1:36)は、駆け足のDrsにディレイ処理されたVoが重なり、いつの間にかフリーキーなGも入り込んでいます。このヴァージョンは聴いたことがないです。
★C3 “Stümmel Mir” (4:00)は、不協和音なヴァイオリンとマーチング・ドラムになり損ねたDrsに、叫び声Voとうめき声コーラスが絡んでくる曲です。
★D1 “Ein Schwarzes Kleid Und Ein Ei” (3:07)は、多分ディレイをかけ過ぎたVoとヴァイオリンを中心に、よく聴き取れませんが、そのバックでは、G?B?とリズム楽器(ハイハット)の音が鳴らされています。
★D2 “Der Tod Ist Ein Skandal” (3:12)は、ドカドカしたDrsに、珍しく落ち着きた感じのVoが乗ってくる曲で、ヴァイオリンらしきキリキリした音も聴こえてきます。ひょっとして、リズムボックスも使っているのかな?
★D3 “Du Armes Ding” (3:03)では、女性Voが、コロコロしたノイズ音(リズム?)と不協和音のヴァイオリンとヘナヘナしたGと共に、何とか歌い上げています。

 C2やD2は、今までも耳にした曲名ですが、ここまで構成要素やアレンジが変わってしまうと、どれが原曲なのか分からなくなってしまいますね。と言うか、これらを「楽曲」として認識して、尚且つそれをアレンジ(?)して再演すると言う行為自体にビックリしました。そこら辺が、やはりポッと出のアヴァン・ロックなバンドとは一線を画していますね。思わず唸ってしまいました。

C1 “Die Schuldstruktur” (3:57)
https://youtu.be/8uLNjJzncjM?si=QvL-zApyw0mW72eE

C2 “Kavaliere” (1:36)
https://youtu.be/ibTbX8dLyT0?si=arNkgIi47fYUUn1V

C3 “Stümmel Mir” (4:00)
https://youtu.be/IjvCegUuvhM?si=5GbXGar57Rkkb4nS

D2 “Der Tod Ist Ein Skandal” (3:12)
https://youtu.be/eP9B_1UXIv4?si=BMKykVwgEMN0ON0S

D3 “Du Armes Ding” (3:03)
https://youtu.be/yL9iosoT2sQ?si=QPIUILKGRx42Dta3

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