Bauhaus “In The Flat Field (暗闇の天使)”

0

お久しぶりです、Bauhaus‼️今回は彼等のファースト・アルバム”In The Flat Field (暗闇の天使)”をご紹介します。前にも書きましたが、私は何故か、Bauhausをリアルタイムでは聴いてはいませんでした。それで、こう言うのも聴かなきゃと思って、このファースト・アルバムと以前紹介したセカンド・アルバム”Mask”だけは購入してました。久しぶりに、彼等のファースト・アルバム”In The Flat Field (暗闇の天使)”を聴きましたので、紹介します(勿論、私なんかより詳しい人がいるのは承知しています)。Bauhausのバイオグラフィーは以前に書いてありますので、そちらを参考にして下さい。なお、国内盤は英国盤より一年遅れでリリースされています。一応、メンバーを再度、紹介しておきます。Peter Murphy (Vo), Daniel Ash (G, Sax), David J (B), Kevin Haskins (Drs)(因みにDavid JとKevin Haskinsは実の兄弟です)の4人です。それで、内容の方なんですが、確かにポジテイブ・パンク的なリズム隊の演奏なんですよ。一言で言うと、スネアで拍を取るのでは無く、ドコドコとしたタムを多用したドラミングと、曲の底を支えるベース(時にファンク調なフレージングも)とに、結構、自由度の高い、独特の音色のフリーキーなギターと字余りをモノともしない爬虫類的なMurphyのヴォーカルから構成される曲が収録されています。これは好きな人は好きだろうなと思わず膝を叩いてしまいました。しかしながら、以前にセカンド”Mask”を聴き直した時の衝撃はそれ程感じなかったですね。ただ、Ashの有刺鉄線に高圧電流を流したようなギターの音には惹かれました。それと、B面最後の7分越えの大曲B4 “Nerves”ほ、ピアノ(多分、David Jが弾いてる?)のフリーな演奏による盛り上げ方は、彼等が元々、フリーキーな演奏を取り入れていたと分かる点も含め、個人的には好みでした。あと、思ったのですが、Bauhausがゴス・ロックの始祖の一つと捉えられるのは、結構、アートワークやメンバーのポートレートによるのではないかと言うこと。ジャケもアートワークもモノクロで、かつポートレートも不明瞭な感じは、単なるポジ・パンと言う範疇を超えて、「ゴシック」のイメージに繋がってしまったのでは?と思いました。そうすると、ポジ・パンとゴス・ロックの違いとはなんぞや?と言う疑問にもぶち当たるのですが、音楽的にそんなには断絶がある訳がないように思えます。なので、よりダークでモノトーンな世界に入り浸るのが、ゴス・ロックかな?と理解してます。本作品では、プロデュースも自分達でやっており、そのせいなのかなあとも思えます。それで、セカンド”Mask”を再度聴き直してみると、このファーストでは、まだ荒削りの状態であったのだと確信しました(それにしても、Bauhausってカバー曲のアレンジは秀逸なんですよねー)。そんな訳で、このアルバムにはまだポジ・パンの香りが濃く残っている作品と言えるでしょう。そこら辺のルーツを知りたい方は聴いてみては如何ようか⁉️

本作品の前に出た名曲”Bela Lugosi's Dead”
https://youtu.be/Yy9h2q_dr9k

A3 “A God In An Alcove”のlive
https://youtu.be/1X0LxzB5zso

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mwucSISqHOX1HXsYyKZp_WUQjR9h1Paw0

#Bauhaus #InTheFlatField #暗闇の天使 #4AD #WEA #FirstAlbum #PostPunk #GothRock #PositivePunk #SelfProduce #PeterMurphy #DanielAsh #DavidJ #KevinHaskins

Default