David Chesworth “50 Synthesizer Greats”

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最近、手に入れたブツですが、何で買ったのか?謎な一枚です。私はこのアーティストのこと全然知らなかったんですが、どうもEssendon AirportとかWhadya Want?と言ったオーストリアのポスト・パンク・バンドのメンバーであり、作曲家でもあった人物で、本作も1978-1979年にかけて、録り溜めたシンセの単純な曲を集めましたと言うアルバムです。それでちょっと調べてみました。 1978-1982年の間、Chesworth氏はメルボルンのClifton Hill Community Music Centreで実験音楽、映画、ヴィデオやパフォーマンスなどをキュレーションしていたとのこと。その後、Sonia Leberと言うオーディオ・ヴィジュアル・アーティストとヴェニスやシドニーでのビエンナーレでコラボをしています。なので、割と学芸的に正当な教育を受けて、活動している方なのだと言うことが分かりました。私が興味を持ったのは、彼が所属していたポスト・パンク・バンドEssendon Airportについてです。どうも1978年に結成されたバンドで、ミニマルかつファンクっぽい音らしいです。 Chesworth氏はエレビとリズムマシンを、Robert Goodgeがギターを担当して結成されたデュオでしたが,1980年後半に Ian Cox がSaxで、Paul Fletcherがドラムで加入し、1982年にはBarbara Hogarthがベースで加入しましたが、翌年、バンドは解散しています。そうすると、ちょっと聴いてみたいですね。割とオーストラリアの一部ではウケが良く、2枚のアルバム、1枚のEPと1枚のシングルを出しています。そんな音楽もやっていたChesworth氏ですが、前述したようにミニマル・ミュージックを真面目にやっていた人なんですが、本作品では、彼の活動の初期に、AKAI 4000 DS 1/4 TrackとTape Recorder及びMini KORG 700S Synthesizerのみでの宅録で作製されたショートトラックがフィジカルでは37曲、デジタル(DLコード付き)では更にAnd/Or=1としてボーナストラックが収録されています(トータル50曲になるかは未確認)。この機材からも分かるように、彼は特に凄い機材を使ってた訳ではなく、チープなシンセで思い付いたまま、録音を重ねて作り上げてるようで、音もチープですね。丁度、Felix KubinとThe Residentsの
”Commercial Album”を足したのを1/10くらいにした内容でしようか。一応、メロディはありますが、殆どの曲が単音か3種類くらいの音で出来ています。

Chesworth “Making Waves”
https://youtu.be/YEz4m9MGjuw

Essendon Airportです。
https://youtu.be/hE-bR_OR1ho

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