ザ・サイレンサー 「恋の夜汽車」 自主製作盤GS

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現在、グルーブ・サウンズの音源というものはとっくに大方がシーディー化も終え、しかしアナログのオリジナル盤というものも、たとえ帯付きであっても以前のように高価のままかといえばそうでもなく、もはや当時のアマチュアバンドが自主製作したレコードの世界だけが、中古レコード市場の相場という点ではエライ事になってしまった感があります。愛知県のバンドによる、おそらく1968年頃に発表された唯一のシングルがこれです。簡単に現在ではユーチューブでタダで聴けるわけですが、実際に針を降ろして聴くとなると、そこまでこぎつけるのは色々としんどいものが(笑) サイレンサーの特徴は、まずメンバーは全員の名字が漢字一文字(それは別にどうでもよいか)、当時のGS人気投票では44位と健闘、あのヤング720にも出演など、ローカルバンドながら頑張っていたようです。また、解散後はメンバーのうち二人がコスモス・ファクトリーに参加ということです。この曲はとにかく素朴な味わいが素晴らしく、シンプル、ストレート、オーソドックスなガレージ・ナンバーとして、かつ、いかにもあのイノセントな時代ならではの情熱がかんじられる佳曲です。

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    kyusha_fan

    2023/04/23 - 編集済み

    🚦信号機の💚💛❤️ハート型が何となく可愛いですね。
    マーキュリーレコード、恋の夜汽車、ザ・サイレンサーなどの字形にレトロ感を感じます。そして全体的に60年代のサイケデリックな雰囲気を持つジャケデザインがいいですね。

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      揖斐是方

      2023/04/23

      コメントありがとうございます。やはりそういう点が大事だったりするんですよね。それが多分プロのアートワークでは無いからこそ、かもしれません。なんでもそうですが、時代性が分かりやすく反映されているモノ達は面白いです。

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