満足できるかな / 遠藤賢司(紙ジャケCD)

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遠藤賢司の2ndアルバム。
会社勤めを始めた20代の頃、私よりひと回り年上の先輩に遠藤賢司の話をすると「あぁ、カレーライスの人ね」とよく言われた。
やはりフォーク世代では拓郎や陽水がメジャーで、遠藤賢司はややマイナーな扱いになっていたが、ロックに深く傾倒するタイプの先輩からは逆に「東京ワッショイ」あたりを薦められ、エンケンの偉大さを大いに語られたものだ。

後年は更にロック化し、もはやフォークの人という代名詞は払拭されていたと思うが、このアルバムは前作に続きはっぴいえんどの細野晴臣、鈴木茂、松本隆がバックを務め、岡林信康の2ndアルバム「見るまえに跳べ」と同様に程よくフォークとロックが融合された傑作だと思う。
確かにここから「カレーライス」という大ヒット曲が生まれたものの、アルバムとしての魅力はどちらかというとそれ以外の曲たちが放っているように思えます。

https://youtu.be/cMXlrfmsL38?si=huAuHJ7okXqJhxxG


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