アノマロカリス どうやらこれで決着がついた正しい姿

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Anomalocaris canadensis アノマロカリスとは『奇妙なエビ』という意味。カンブリア紀の海棲生物としてその時代のニッチの頂点捕食者であった。カナデアンシスという小種名は基準となるこの種が発見された海域の国名だけど、世界中の海域で様々な形状のものが発見されていて、大きさもさまざまである。この代表的形状がカナデアンシスであり、エビという言葉に印象に引きずられて様々な再現画が描かれた。数は少ないけど、僕もその一人で、某出版社の何十周年記念だったかの科学博物館でのイベントポスターに提供したこの奇妙なエビの絵(5つ目の画像)はイセエビをイメージしていた。でも2020年以降の見解に基づくものとして公開されている再現図の各部位について印象化石で確認しながら自分なりの画像にしてみた。角度的には口吻は見えないはずだが、全体像で見てもらうためにエビを標準とした以前の画像度同様の扱いをしている。エビというよりもシャコに近いイメージだね。捕食のための前部付属肢が絵のように曲がるかどうか疑問だけれど、ある程度の可動性は必要と思った。左右が別々に動いたかどうかは不明。鰓が背面に整然と並んでいるようでそのような収斂進化は現生動物にはないんじゃなかろうか。

原画4000×2000pix

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    岩城孝雄

    2024/02/15

    「アノマロカリス」ではなく「アノマカリス」と読むのですか?大好きな作家、ヒグチユウコさんのイラストによく出てきます。実際に近くに居たら、ちょっと苦手な姿ですが…

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    fanta

    2024/02/16

    シャコ…わかります😁
    私もシャコを想像しました。同時にシャコのすごいパンチ力も、、映像で見ると強烈です。

    アノマロカリスがパンチしたかどうかは別として、この奇抜な姿…カンブリア紀のロマンを感じます。

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