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サウロファガナクス ジュラ紀アロサウルス科の最大級の肉食恐竜
サウロファガナクス ”恐竜を食うもの”という属名の訳が使用され、その大きさのシンボルとなっているが、これは以前のサウロファガスという名が持っていた意味であるそうな。
学名は先行するものが優先で、重なってしまうと、属名を変えてしまう。
アロサウルス科の大型の恐竜だけど、化石としてはほとんどアロサウルスが残した資料との共通点からアロサウルス科に入っている他の恐竜と同様、その差は微妙である。
頭部の発見はいまだなく、専らアロサウルスの頭骨がサンプリングされる。どこが違うのか、今のところ骨格のイメージはそんなに違わない。ハッキリ言ってでかいアロサウルスである。
ただ、脊椎動物の尾椎の腹側に並んでいる『V』を横にしたような骨の形状がアロサウルスと違うという。『血道弓』と呼ばれ、尻尾の血の流れをつくる血管が通っていた。爬虫類にはその尻尾の運動性に関与する。
でもさ、素人考えでは、心臓の形状がどんなだったかわからない。これはアロサウルスに限らず、内臓のつくりの相違なんて骨からだけではわからない。現代の形成科学の進歩は3Dの活用技術によって内臓のある程度の復元も可能だろうけど、骨は残ってもその骨に守られていたもの(内臓)は化石を発見する段階では土、ないしは石になっている。骨を削りだす際の『邪魔なもの』になる。まして骨が散り散りになっていれば、なおさらわからない。
ピラニアという魚がいる。人間の掌の半分くらいのヴェルメリーニョから大きめのタイほどの黒く巨大なプレタまでたくさんの種類がある。全て肉食(大胆に言いすぎか)。一番小さな種はアロサウルスのように群れて獲物に襲い掛かる。巨大なプレタは単独、若しくは雌雄で生活する。サウロファガナクスは後者のイメージに重なる。運動性を確保するための血流は体が大きいほど多量の酸素を運ぶために多量の血液を要する。血道弓の大きさや形状が進化することはありうる。個体変異か、進化した別種か。
そこに『科』というまとめ方が見えてくる。
学者が様々な真実を唱える。推測が実体を構成する。
もし、創造主がいるとしたら、『…ったく、こいつら何をやってんだ?』とぼやいているかもしれない。
体長12メートルのティラノサウルスクラスのアロサウルス。(の仲間)が落としどころなんだろうかね。
作画 2024
原画 5500×2852Pix tifファイル 44.9MB
ライセンス販売 Adbestok(旧作もあり)