- tatsutoy Museum
- 2F Ordovician period
- Amphilichas panoplos
Amphilichas panoplos
スコットランド、South Ayrshire州の町、Girvanから東に8kmほどの地層から1972年頃に採取された標本です。学名が付与されたのが1980年なので、最初は単にリカスの一種として見つかったのだと思います。Girvanのstar fish bed層の化石同様、外殻は融けてしまっています。尚、正確な産地はSouth Dew Burn, near Balclatchieなのですが、現在は貯水池になってしまい、水の底です。このため、ラベルはGirvanとさせて頂きました。
Trilobites
2022/01/02 - 編集済みこれは凄い標本をお持ちですね。それも部分とかでなく、完全体など本国のScotlandにも、それ程の数は無いでしょうし、これこそ博物館級ですね。尾部の一対の棘が印象的です。
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tatsutoy
2022/01/02当ミュージアムに於いて、唯一といっても良い希少種の完全標本です。現地の古いコレクターさんの放出品で、入手当時の情報では、完全体は4体しか見つからなかったそうです。サイズが小さく、殻も融けているので、この標本を始め、Girvan産の化石に関心を示す人はかなり限られている事かと思います。
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trilobite.person (orm)
2023/02/23 - 編集済みこれは凄い、恐れ入りました。初めて見る種で眼福です。tatsutoyさんのミュージアムはかなりの数の希少種で占められていますので、唯一といっても良い希少種というのはご謙遜かと思いますが、中でもとりわけ本標本は超希少ですね。
リカスと一口に言っても形態は様々ですが、本種は頭部先端が三角形にとんがっていて特徴的で面白いなと思いました。
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tatsutoy
2023/02/23ようこそ当ミュージアムへ、と思いきや、ormさんご無沙汰しています。化石の趣味は長い期間をかけて、時に鬼収集、時にまったり、と長いスパンで付き合える所が良いですよね。今後ormさんの収蔵品紹介楽しみにしています。
この標本は出会えて幸運でした。産地消失が残念なのですが、わりと早くに種名が与えられているところから、他の種との違いがはっきりしたリカスなのだと思います。
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