Haruomi Hosono with Friends of Earth. “S-F-X”

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細野晴臣、このお方については、もう説明の要らないでしょう。と言う訳にもいかないないので、簡単に(?)かい摘んで紹介していきたいと思います。東京都港区生まれのボンボンで、最初は漫画家を目指していましたが、立教大学在学中にBをはじめ、数多くのバンドを経た1969年、エイプリル・フールのBとしてメジャー・デビュー。その後、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂とはっぴいえんどを結成。日本語ロックの礎を築きます。1973年のはっぴいえんど解散後、ソロ活動と並行して鈴木茂、林立夫、松任谷正隆とキャラメル・ママ(のちにティン・パン・アレーと改名)を結成します。ソロ活動としては、1973年に1stアルバム”Hosono House”は、当時、狭山市のアメリカ村で宅録にて作製しており、その後もコンスタントにソロ名義でアルバムをリリースしていきます。シンセサイザー・コンピュータを用いた音楽やディスコへの興味が高まっていった1978年、元Sadistic Mika Bandの高橋幸宏、当時スタジオ・ミュージシャンでもあった坂本龍一とYellow Magic Orchestra(YMO)を結成しています。YMOは当初、細野氏の単発の企画ものでしたが、1980年にブレイクし、メディアへの露出が目立つようになっていきます。同時に、細野氏はヴィデオ・ゲーム・ミュージックの世界でも活躍し、アルバムを出しています。1983年のYMO散開後は、Non StandardとMonadoの2つのレーベルを立ち上げています。Non StandardからはPizzicato FiveやWorld Standardを輩出しており、Monacoはより実験的な音楽をサポートしています。YMO時代からの多忙に加えて、日本のバブル崩壊以前の消費社会に幻滅し、1980年代後期にはワールド・ミュージック、1990年代にはアンビエントにアプローチしていきます。自身のレーベルDaisyworld Discsを1996年に創設し、2002年よりYMO時代の盟友、高橋幸宏とSketch Showを結成し、フォーキーなエレクトロニカ・サウンドに取り組んでいます。Sketch Showは、坂本龍一ともコラボレートしており、ライヴやコンピレーション・アルバムでは3人でHuman Audio Sponge (HAS) として活動も行っており、2007年にはHASとしてのライブ活動のほか、YMOとしても”Rydeen 79/07”を発表し、更にはHASYMOとしても活発に活動をしています。一方で、2005年9月に狭山稲荷山公園で行われたハイドパーク・ミュージック・フェスティバルではアルバム”Hosono House”の曲を演奏しており、以降、東京シャイネスやHarry Hosono Quintetなどのユニットを結成し、カントリー&ウェスタンスタイルのライブ活動を行なっています。2008年3月には、平成19年度芸術選考の大衆芸能部門で文部科学大臣賞を受賞しています。殆どWikiを頼りにコピペしただけですが、細野晴臣氏の略歴は以上です。
今回、紹介するのは、1984年にリリースされた10枚目のソロアルバム”S-F-X”です。私は元々、YMOアレルギーがありますので、ここら辺の音楽はそんなに聴いてはいないのですが、ジャケ写で購入しました。それで、正式名称はHaruomi Hosono with Friends of Earthとなっていますが、このFriends of Earthは特定の人物ではなく、シンセやドラムマシンなどの機材自体或いはそのオペレーター(Eiki Nonaka)のことらしいです。それで全体の印象ですが、YMO的な部分とそこから逸脱しかけている部分はありますが、正直に言うと、どうにも中途半端な英詞で歌ったり、メロディの端にフュージョン臭いアレンジが滲んでいたりと、ちょっと私的には苦手な部分も感じました。A面B面3曲ずつで、ほぼほぼ5分台の曲から成ります。確かに、使っている機材は凄いのですが、何か複雑なことやり過ぎているようにも感じます。とは言っても、凄い機材で複雑な曲が書けて、演奏できるのはプロの特権でもある訳ですから、それはそうとして評価したいところですね。あと、多分、殆どのパートは打ち込みとコンピューターで作られているのではないでしようか? だとしたら、細野晴臣氏の音楽力は相当凄いですね。そのことを実感できるだけで、本作品を聴く価値はあると思います❗️それと、この時代に、かなり直角的なリズム(特にインスト曲)を使っている点も先見性がありますね。それとB3 “Dark Side of the Star”のリリカルなピアノ演奏に、細野氏の「その後」を感じます。あと、因みに、インサートの細野晴臣氏のポートレート、メチャクチャカッコいいです。別人みたい❗️

A1 “Body Snatchers”
A2 “Androgena”
A3 “SFX”
B1 “Strange Love”
B2 “Alternative 3”
B3 “Dark Side Of The Star”

A3 “S-F-X”
https://youtu.be/fO6ICzFEOsA

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kwhMY9A6u6v9d34PrhtqPFVZ4tsQ5vpdc

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    4AD

    2023/11/04 - 編集済み

    最近はそうでもないですが、時代が遡るほど良家の子女は有利な状況がありましたね。ユキヒロもボンボンでしたし わたしのような田舎者は周りの環境が・・・ 学内でもロックマガジンとかフールズメイトなど 誰一人知らない状況で 自分が都会のボンボン生まれならどうだったのか興味が湧きます

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      Dr K2

      2023/11/04

      まあ、私も田舎出身でしたから、同じようなものですが、私は大学の関係で東京に出てきて、そこで、学外の音楽関係の友達を作ったのが、自分の転機になりました。

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