Winterkälte “Progressive”

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またまた出ました。テクノイズのもう一つな牙城Hands ProductionsからリリースされたWinterkälte (「ヴィンターケァルテ」と発音か?)の10㌅EPです。Winterkälteは、電子パーカッション担当のEric de VriesとレーベルオーナーでもあるUdo Wiessmannのデュオで、1994年に結成されていますが、このデュオは2004年以降は作品をリリースしていないようです。因みに、レーベルの方は少なくとも2021年までリリースを続けています。デュオについては情報が余り多くはありませんが、少しだけ調べたので、紹介します。1991年以来、Winterkälteは、アルバム”Structures of Destruction”と”Dram’n’Noise”で25年以上もポスト・インダストリアルとして認識されてきており、テクノイズと言うかRhythm’n’Noiseのシーンを形成するのに尽力してきています。その容赦ないハードさと知的なリズムが、彼等の持ち味で、ダンス・フロアにインダストリアルを持ち込んだ犯人でもあります。元々はUdoが、1991年にWinterkälteを始めた訳ですが、すぐにEricが参入し、彼等の持ち味でもあるドラムン・ノイズをやり始めます。また彼等のライブではデジ・アナ混合で 機材とフィジカルな電子ドラムから成り、如何に彼等がダンサブルな音楽を目指しているかが分かると思います。と言う訳ですが、ここで重要なタームとして彼等は常に”Drum’n’Noise”と言うことに拘ってきているようです。
それで本作品についてですが、恐らくサンブラーに取り込んだ自然音や機械音をループと言うかリズムマシンと同期させて、そう言ったノイズによるリズムパターンを作り出しているのが、それまでのテクノイズとは違うところでしよう。確かに、本作品ではそのようなリズムと重低音のキック、そしてそれに挿入されるノイズと言う構成から成る曲が詰め込まれています。特に、B面全部を使った曲“Smoky Mountains”は彼等の真骨頂ですね。正しく「工場の機械の駆動音」が如し❗️独逸人らしいジャストのタイミングでの楽曲を沙汰なくこなす演奏はカッコいいの一言です。人力テクノイズ⁉︎ なので、リズムンノイズに興味のある方は聴いてみてください!

“Structure 03”
https://youtu.be/B2soRrZXdes

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