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V.A. “Partysnäks”
これまた、NDWモノと思って購入したブツだと思います。NDWの中てもINK Recordsは、Düsseldorfのレーベルで、自身もCrooxと言うバンドをやっているMike Schmidtが運営しており、1980代のNDWから1990年代のエレクトロニカへシーンを牽引した重要レーベルです。それを踏まえた上で、各バンドについて紹介していきます。
★A1: Croox “Mensch & Ton” (5:28)は、先述したようにレーベルオーナーも参加しているバンドで、メンバーはMike Schmidt (Synth, B, Vo), Nine ことSabine Niedergassel (Synth, Vo), Clemens (Clemenz) (Vo, Perc), CrashmanことGerd Gaida (G, Vo), Kay Wolde (Drs)です。ここではニューウェーブ なリズムマシンとシーケンサーによるベースラインに独特の独逸語Voが乗る曲で、最後にSaxも挿入してきます。安定の出来ですね。
★A2 Ela Eis “My Clown” (2:57)は詳細不明。ドコドコした生ドラムとギターの刻みにスポークン・ワーズの様な女性Voが乗っかる変な曲。
★A3 Topolinos “Mustafa” (2:34)で、オール女性バンドで、メンバーは、Sabine Wolde (Crooxのメンバーでこのバンドの呼びかけ人), Claudia BrückenとSusanne Freytag (この2人はのちにPropagandaのメンバーになります)です。リズムマシンと2人の女性Voに、リコーダーのような音とオルガンが効果的に入ってくる曲。
★A4 Lunapark “So Verliebt” (2:37)で、メンバーはBurkhard Ballein、Klaus Gebauer (Vo), Reinhard Benischで、本メンバーにSigi Domkeもいたらしいです。生ドラムを使い、割とポストパンクな曲で、シリアスな雰囲気です。
★A5 Gift Gibt Kraft “Kuk Da Der Maschiin” (3:30)は、Andreas Müller-EckhardとEugen Egnerのデュオです。生ドラムにベースの比較的単純なフレーズの上に、ギターのアルペジオが鳴らされ、ユーモラスなVoとBanjoが乗ってくる曲。トランペット(?)のソロあり。
★A6 Jazz-O-Mat “Jazz-O-Mat” (1:45)で、Reifenstahl のGerd Gaidaのソロユニットです。キーボードがリズムを刻み、その上をギターが弾きまくる愛嬌のある曲。途中女性コーラスあり、
★B1 Bera Maor “Männer” (5:43)で、CrooxのMike Schmidtのソロユニットらしいです。生ドラムとベースのシーケンスに、割とまともな(?)キーボードや女性Voが絡むやや可愛らしい曲で、生ドラムのハンマービートが心地よい。
★B2 Europa “Keine Lust Auf Diese Party” (2:40)で、メンバーはFranz Bielmeier (G; Fehlfarbenの前身バンドCharley's GirlsとかMittagspauseのメンバーでもある), Klaus Audersch (Dr), Peter Stiefermann (B), Petra Kleinsorg (B, Vo), Rolf Appelbaum (G), Viridiana Audersch (Synth, Per, Vo)です。ドンドコした生ドラムに太いベースと鉄琴に合わせて、落ち着いた感じで歌うVoがしっとりと決めてくる雰囲気のある曲。
★B3 Reifenstahl “45 Sterne” (4:45)で、Gerd Gaida (CrooxのG, Voでもある)とMathias Rappのデュオ。バンドクラップに合わせてユーモラスな男性コーラスが乗ってくるが、ギターやSaxはノイズっぽかったりする一方で、フルートらしき音も聴かれる。オモチャ箱をひっくり返したよう。
★B4 Kunst=Stoff “Schluckauf” (3:48)ですが、詳細は不明。重いベースラインのシーケンスとリズムマシンによる曲で、エフェクト音やシンセ音が面白いミニマルですね。割とシリアス。
★B5 Don Bartnick “Der Koffer Aus Rio” (4:10)ですが、この人はこのレーベルの3大アーティストの一人。CrooxのClemens GolzとMike Schmidtとで7㌅を1枚出しています。リズムマシンに合わせて、手弾きのベースシンセと共に、子供の様なVoと酔っ払いの様なVoがコール&レスポンスしており、音作りも含めてNDWらしい曲。
INK Recordsのメンバー及び関連パンド大集合のコンピなので、これを聴けば、INK Recordsの大体の傾向は分かります。なので、興味のある方は是非是非聴いてみて下さい。私的には、このレーベルの音楽は、NDWをある意味最も体現していると思いますので、当時のNDWシーンの雰囲気が分かりますよ❗️
A1 Croox “Mensch & Ton” (5:28)
https://youtu.be/VG8dIjS-uLM?si=T89MSmEUao2VsL9q
A2 Ela Eis “My Clown” (2:57)
https://youtu.be/EuCL48RQysM?si=_Q0MWt4DbY_YTL0q
A3 Topolinos “Mustafa” (2:34)
https://youtu.be/Klg6kZvivQg?si=WqNkvJkvwWVJEwpz
A4 Lunapark “So Verliebt” (2:37)
https://youtu.be/dlRCThacmQk?si=Z97Czr8JHYR4EtoU
A5 Gift Gibt Kraft “Kuk Da Der Maschiin” (3:30)
https://youtu.be/skRXmMyXkyU?si=kUhZQeqUyCfNcpfs
A6 Jazz-O-Mat “Jazz-O-Mat” (1:45)
https://youtu.be/spGbkUQMnLE?si=FlgOkJDHJFbgFEav
B1 Bera Maor “Männer”
https://youtu.be/wFNQgGwzbj4?si=qAIwFymMv_JA-_ab
B3 Reifenstahl “45 Sterne” (4:45)
https://youtu.be/89_8YB5QOro?si=HrnGa7jfDfYK4HVl
B4 Kunst=Stoff “Schluckauf” (3:48)
https://youtu.be/T9coOZ1Rl_c?si=-iP0SvOSvvBhdy-r
B5 Don Bartnick “Der Koffer Aus Rio” (4:10)
https://youtu.be/Md8aJEDJ9BA?si=S1vE-bvUIy_b44z_
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