IPPPPU-DO (一風堂) “Normal”

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皆さん、一風堂(ラーメン店ではなく、バンド)を覚えていますでしようか? 1979年に結成されたバンドですが、その頃は、山本翔(ロックシンガー)のバックバンドとしてでしたが、1980年に、土屋昌巳さん (Vo, G, Synth) が中心となって、見岳章 (Kbd, Vln)、赤尾敬文 (B), 藤井章司 (Drs)のメンツで、一つのバンド一風堂としてメジャー・デビューしています。そこでのデビューアルバムが本作品”Normal”です。この時の売り出し方は、テクノ・ポップ或いはニューウェーブの流れに乗ろうとしていた印象です。その後、メンバーは抜けていき、最終的には土屋さんと見岳さんのデュオになっています。1984年に活動停止(解散とは言っていないとのこと)。しかしながら、2009年2月6日に藤井章司が自宅にて心筋梗塞で他界(享年54材)。2013年には、結成時のメンバーであった平田謙吾が病死(享年58)。1982年7月にリリースされた「すみれ September Love」がCMソングで有名になっています。活動停止後、リーダーの土屋さんはソロで活動していますし、またバンド自体も英国のバンドJapanやそのメンバーとも親交が深いです。
私が高校生の時、このアルバムを購入したのは、単にキーボードが入っていて、シンセを多用するとのことで、当時のテクノ・ポップ・ブームに乗っかっていたので、琴線に触れた訳です。その時の印象は上手過ぎて、音がごちゃごちゃと詰め込まれているなあと。なので、好きな曲と言っても、A1 “Adventure”とA2 “Break-out Generation”位でしたね。まあ「テクノ歌謡」のようなもの、芸能界的な匂いを感じでしまったからでしょう。今回、聴き直してみたんですが、結構、この時代の海外のニューウェーブ・バンドのフレーズをモチーフにしていたり、歌詞の内容が顔が真っ赤になる程、情けないと言うか歌謡曲のような色恋沙汰なんで、そう言うところが、イマイチ踏み込めなかったのだと再認識しました。ただ、全曲、作曲・作詞・編曲を担当している土屋さんの才能は只者じゃないとは認めます。曲自体は良いです。なので、彼の才能や当時のテクノ・ポップな歌謡曲を興味が有ればA面始めの2曲だけでも聴いてみて下さい。

“Break-out Generation”
https://youtu.be/HX-a8BG4t38

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