V.A. “Kirche Der Ununterschiedlichkeit”

0

このアルバムは買ったものの、どう捉えて良いか分からずにちょっとだけ聴いて、そのままレコード棚へ。久し振りに聴いてみました。と言う訳で、非常に読みにくい字で書かれている各バンドの構成を文字起こししました。収められてるのは4バンド。先ずA面はNachdenkliche Wehrpflichtigeです。このバンドはハンブルクとベルリンから現れた前衛パンクバンドで1980年代初期には活発に活動していたとのこと。メンバーはAlbert Oehlen, Bettina Köster, Detlef Diederichsen, Frank Martin Strauß, Frieder Butzmann, Johann Bleyとなっていますが、このアルバムではJohann Michael Bley (Dr), Detlef Diederichsen (G,B.Kbd), Dietrich Dietrichsen (Vo, Kbd), Heiner Goebbles (Clarinet, Bass-Sax), Arbeit Oehlen (Xyrophone), Angerika Walker (Vo)での曲になっています。ダルダルなディスコ・ビートに乗って、時々フリーキーなSaxやギターなんかが絡む無気力音楽。B面はLSDAP/AOで、これは全く不明なグループです。読みにくいクレジットを見るとDiedrich Diederichsen (Vo, Kbd), Heiner Goebbels (Bass-Sax), Albert Oehlen (Tenor/Soprano-Sax), Marcus Oehlen (Perc), Rolnard Pape (Sitar), Nicola Reidenbach (Schameul. Soprano-Sax) Beltina Stemmer (Tenor-Sax), Gilbert Semmer (Accordion)がメンバーらしく、”Dedicated to You”はライブ音源で、Holger Hillerが録音したとのこと。シタール?ダルシマー?の弾き語りから素っ頓狂なサックスとヴォーカルから成る曲へ。はたまた、アコースティックな楽器のやる気のないジャム・セッションへ。ふざけているのか?ユーモアなのか?よく分からん。C面はVielleichtorsで、このバンドもよく分からないのですが、Berhold Locke (G, B), Marcus Oehlen (G,B,Kbd, Drs, Perc), Gunter Tuzuna (Sax)がメンバーとのこと。ズンドコなリズムにヘナチョコなサックスが絡む曲からボサノバ調まで。でもやっぱりちょっと変です。D面はMänner In Nassen Kleidernで、またまた全く詳細不明です。Beltina SemmerとAlbert Oehlenが全ての楽器を演奏したいますが、4曲目だけ、Werner Butter (Vo, Organ), Albert Oehlen (Xylophone), Diedrich Diederchsen (Kbd)での演奏になっています。カズーのような音に、適当なパーカッションと下手くそなヴァイオリンとサックスか絡む脱力系音楽です。聴いていると、脳みそ溶けそう。
と言う感じのオムニバムなんですが、ネタを明かすと、Dietrich & Detlef Dietrichsen兄弟とMarcus & Albert Oehlen兄弟がでっち上げた4つのバンド(?)をそれっぽく集めたんですよ。このような企画が通って、Zick Zackから2枚組みでリリースされたのは驚きですね。NDWと言うとどちらかと言えば、電子楽器を使うバンドが多かった訳で、逆にここではシンセは使われていません。うーむ、獨逸の闇は深いなあ。もし、興味が有れば、聴いてみて下さい。

Vielleichtors “Fantasie In Alkohol”
https://youtu.be/Fm0bdv8MK7k

Nachdenkliche Wehrpflichtige “Heutiger Soldaten Tun Und Lassen”
https://youtu.be/4LSqLCaBVE4

#KircheDerUnunterschiedlichkeit #ZickZack #NachdenklicheWehrpflichtige #LSDAP/AO #Vielleichtors #MännerInNassenKleidern #Dietrichsen #Oehlen #AcousticMusic #AvantPop #Experimental

Default