Ti-Tho “Freuziel”

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私はこのデュオは全然知らなかったです。NDWには、まだまだ隠れたグループやアーティストが居そうですね、Suezan Studioさん!その名もTi-Tho (「ティ・トー」と読むのかな?)。当時、13歳だったChristina Marisa Calcagnoが、10歳年上のギター教師のThomas Stelterと組んで結成したのがこのTi-Tho。ユニット名は各人の名前の一部をくっつけたもの、要するに、Chris-Ti-naのTiとTho-masのThoをくっつけた造語です。1982年に獨逸Zick Zackから”Traumtänzer (夢見るダンサー)”でデビューしています。その直後、彼等は大手レーベルTeledec、更にはPolydorと契約し、7年間の活動中に、合計4枚のシングルを出しましたが、アルバムまでは出していませんでした。その後、Christinaは俳優、歌手、声優として活動を続けますが、Thomasは2010年に他界した為、再結成は永遠にできなくなってしまいました。Christianは今でも、MarisRPやLovezillasと言うバンドを率いて、第一線で音楽活動を続けています。と言うのが、このTi-Thoのダイジェスト版バイオグラフィーです。そんな彼等に目を付けたのが、Vinyl-On-Demandですね。どうも、Thomasの家には、未発表曲やヴァージョン違いの曲の音源が多量に残っており、その中から選出された曲をコンパイルしたのが、本作”Freuziel”です。A面はシングル曲の再録や未発表曲から成り、B面はそれらのヴァージョン違いなどが多く収められています。内容は女性Voとバックを堅めるシンセやシーケンサーやドラムマシンと言った、典型的男女デュオの音楽で、所謂シンセ・ウェーブと言ったところです。ただ、Christinaのロリコン的キャラが立っており、思春期の女の子のコケティッシュな感じがバックの電子音と合っています。曲が短いので、そんなに収録曲が多い訳ではありませんが、たんまり聴いた感じがします。また、バックのシンセ音にもトラップがあり、それも楽しいですね、あと、初期は、リズムマシンはBOSSのDR-55を使ってましたが、段々とリズムマシンが豪華になっていくのも面白いです。詳しいバイオグラフィーなどはSuezan StudioからリリースされたCDをご参考にしてください。独逸の地下はヤバいですね。興味のある方は、このアルバムよりもSuezanさんのところから買ってみて下さい❗️

“Traumtänzer”
https://youtu.be/7kOOulv1fiE

“DoDona / Tiere der Nacht (Musical Version Planetarium)”
https://youtu.be/rdoi_w9tLMg

“Elefantenjäger” / “Ich”
https://youtu.be/Y_EougWltgs

“So Groß Wie Der Mond”
https://youtu.be/ektuf-VegAE

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