John Avery “Jessica In The Room Of Lights”"

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皆さん、John Averyと聞いて、ピーンときますか?ピーンときたら、相当なマニアですね。元々、JohnはSheffieldのインダストリアル・バンドHulaに在籍していたベース奏者で、Forced Entertainment と言う劇団とコラボをしていたので、そっちで有名かもしれませんね。取り敢えず、Hulaを含めたJohn Averyのバイオグラフィーを書いてみます。Johnは、劇場やダンス、映画、ギャラリーでのインスタレーションのサウンド・デザイナーてあり、録音者であり、作曲家でもあったそうです。特に、Tim Etchells, Forced Entertainment Theatre, DV8, Belgrade Theatre, Wendy Houstoun, Fiona Banner, Vincent Dance Company, Hugo Glendinning, Oslo National Theatre, Kate McIntosh, Elmgreen and Dragset、それ以外にもMelvyn Bragg, Jonathan DimblebyやMichael Palinのドキュメンタリーにも関わっていました。そんなパワフルな彼は、1980年代〜1990年代にCabsのStephen MallinderやClock DvaのPaul Widgerともコラボしていた英国Sheffieldの工業地帯で活動していたエレクトロ・ファンク・グループHulaのメンバーでした。Hulaは元々1981年にMark AlbrowとAlan Fish及びRon Wrightで結成されています。ちょっと話しが逸れますが、Alan Wattがベースで加わりましたが、TenseやNOSに居たChris BrainとChakkに居たMark Brydonが加わり、Alan Fishの代わりにNortがドラムで加わりました(AlanもNortもCabsのドラムをやっています)。それで、John Averyがベースで加入します。Peter Careのヴィデオ作品をふんだんに使用したライブにはベースが必須だったのです。それで、ダンサブルな12㌅を多数リリースしています。この頃は多少成功したと言ってもいいでしょう。その後、1986年にNortが脱退すると、音楽性は変わりますが、まだちょっとだけ興味深かったのですが、Mark Albrowが去ってもまあ同じ感じでした。彼等のレコードを出していたRed Rhinoが倒産すると、Wax Traxに移籍しますが、Jimi Hendrixの”Voodoo Chile”のカバー曲を含むラストアルバムを作製します。しかし最早12㌅はリリースしませんでした。そして、1991年にJo Cammackが正式に加入し、新曲を抱かえて、再出発し、Hulaとしては最高のメンツだったと自負していたみたいです。しかし、世間は何と思っていたか分かりませんが、段々とHulaは壊れていきます。これがHulaのバイオグラフィーなのですが、John Averyは、彼がHulaに在籍していた頃は最も売れていた頃だと思います。まあ、そんな訳でバンドもやり、ソロでコラボなどもやっていたJohn Averyのセカンド・ソロ・アルバムが本作品になります。もう初期インダストリアル好きには堪らないテープ操作やループ、それにリズムボックスの音色、そしてフィメール・ヴォイスを上手く使った曲の流れ、痺れますねぇー。正しくツボを突かれた感じがします。ここら辺の音の使い方はやはりCabsを初めとするインダストリアルな流れにがあるのでしようね。そんな彼等やJohnの音楽に琴線が触れた方は入手して聴いてみて下さい!インダストリアル・ミュージックのエキスが濃厚ですよ。

“Almost”←この曲はリリカルなピアノの曲です。
https://youtu.be/4yrR35Oe6Fc

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