Laibach “Rekapitulacija 1980-84”

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Laibachの初期音源をセルフ・コンパイルした2枚組LPのボックスセットが、この“Rekapitulacija 1980-84”です。Laibachの初期のバイオグラフィーは前回書いていると思いますので、ここでは割愛させて頂きます。それで本作品ですが、初期のLaibachの「偽」全体主義的音楽がたっぷりと聴けます。多分、私の持ってるLaibachの音楽のイメージはここら辺から来ているのでは?と思わせるような高品質かつインダストリアルな内容。各面にそれぞれテーマみたいなタイトルが付いており、ブックレットには、其々のスロベニア語と独逸語が並列して表記されています。ここら辺のヤバそうなところが、初期Laibachらしい。音も、メタパーも入ったマーシャル系ドラムを盛り上げていて、ヴォーカルも然程、重要視されていないように思われます。寧ろ、バックで挿入されるテープやヴォイスの方が重要でまた、効果的ですね。ただ2枚組でこのような曲調のものばかりだとちょっと食傷気味になります。ブックレットも独逸語ではなく、英語も併記してもらった方が、より内容が知れたようにも思いますが、まあ、そんなところがも含めて、トータリズムに拘った作品なんでしよう。あと、曲間に何か不明瞭な数十秒の挿入曲(?)が入っていますが、これはどう言うことでしようか? 本作品は、初期Laibach入門としては最適かと思いますので、聴いたことのない方はここから入ってもいいかと思います!

“Slovenska Zena”
https://youtu.be/t1H5eZZt9MU

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