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Mauthausen Orchestra “Five Years of Slaughters”
これは、伊のPierpaolo ZoppoことMauthausen Orchestra (以下MOと表記)の、1982年〜1985年に録音されていたカセット音源を寄せ集めたセルフ・コンピレーション・アルバムで、The Gerogerigegegeの山之内純太郎氏のレーベルからリリースされたものです。MOについては、前回書いてありますので、そちらを参考にしてください。しかしながら、曲タイトルの付け方が、兎に角、悪趣味過ぎますね。”NecroFellatio”とか”Host Sodomy”とか”Anal Perversions”とか”Murderfuck”とか、読んでるだけで、こっちが赤面しそうですわ。また、カセット音源から、直接、マスタリング無しで元テープを作ったからなのか、音がぺナペナなんですよ。私が初めてMOを聴いたのは、1982,3年頃に出されたコンピ・カセット作品なんですが、この時は、カセットの音圧レベルが尋常じゃない程、ハードコアなシンセ音だったのです。しかしながら、本作品ではその分厚いシンセ音が聴かれず、とても残念です。また、多くの曲を入れようとしたのか、各曲が短く編集されており、絶頂感に達する間もなく、次の曲に移る為、その点でも惜しいです。とまあ文句ばかり言っていても、それぞれの事情はあったと思いますので、仕方ないですが、まあ、単純だけど強烈な電子音はある程度堪能できます。MOのシンセ音の選び方/抽出仕方は卓越しているのがわかります。それと時に混ざってくる、キ○ガイみたいなヴォイスが堪らんですね。彼が今生きていたら、どんなノイズを作り出していたのだろうか?と思うと、何だか、このアルバムの重要性が身にしみます。本作品でも良いので、彼の死を供養すると思って、聴いてみて下さい。 まあ、万人にはお勧めしませんが、、、。 https://youtu.be/YxjpISCjAc4 #MauthausenOrchestra #FiveYearsOfSlaughters #Vis-A-VisAudioArts #PierpaoloZoppo i#PowerElectronics #Noise #SelfCompilation #Sexual #DeadBodyArt
Noise / Power Electronics Vis-A-Vis Audio Arts 不明。Dr K2
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Laibach “Rekapitulacija 1980-84”
Laibachの初期音源をセルフ・コンパイルした2枚組LPのボックスセットが、この“Rekapitulacija 1980-84”です。Laibachの初期のバイオグラフィーは前回書いていると思いますので、ここでは割愛させて頂きます。それで本作品ですが、初期のLaibachの「偽」全体主義的音楽がたっぷりと聴けます。多分、私の持ってるLaibachの音楽のイメージはここら辺から来ているのでは?と思わせるような高品質かつインダストリアルな内容。各面にそれぞれテーマみたいなタイトルが付いており、ブックレットには、其々のスロベニア語と独逸語が並列して表記されています。ここら辺のヤバそうなところが、初期Laibachらしい。音も、メタパーも入ったマーシャル系ドラムを盛り上げていて、ヴォーカルも然程、重要視されていないように思われます。寧ろ、バックで挿入されるテープやヴォイスの方が重要でまた、効果的ですね。ただ2枚組でこのような曲調のものばかりだとちょっと食傷気味になります。ブックレットも独逸語ではなく、英語も併記してもらった方が、より内容が知れたようにも思いますが、まあ、そんなところがも含めて、トータリズムに拘った作品なんでしよう。あと、曲間に何か不明瞭な数十秒の挿入曲(?)が入っていますが、これはどう言うことでしようか? 本作品は、初期Laibach入門としては最適かと思いますので、聴いたことのない方はここから入ってもいいかと思います! “Slovenska Zena” https://youtu.be/t1H5eZZt9MU #Laibach #Rekapitulacija1980-84 #WalterUlbrichtSchallfolien #LaibachKunst #2LPsBoxSet #IndustrialMusic #NeoClassic #MetalPercussions
Industrial Music Walter Ulbricht Schallfolien 不明Dr K2