V.A. edited by Morgan Fisher “Miniatures (A Sequence Of Fifty-One Tiny Masterpieces)"

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このアルバム、当時は話題になったし、皆んな、興味深々だったのですよ。タイトル通り、ほぼほぼ1分前後の曲が51曲詰め込まれたコンピなのですよ!知ってました?これをやろうとしたのが、首謀者のMorgan Fisherです。英国人なのですが、何故か、日本に移り住んでいて、CMとか映画の音楽で知っている方もいると思います。Morgan Fisherについて書いておきます。と言うのもこのような企画もののアルバムを一曲づつ紹介するのも野暮だからです。Moganはオルガン奏者としてキャリアをスタートし、1966年からSoul Surviversに加入、このバンドはは1967年、Love Affairと改名し、1968年に”Everlasting Love”をヒットさせています。1972年 にTim Staffell らとプログレッシブ・ロック・バンドMorganを結成 しています。また、 Mott the Hoopleのサポート・メンバーとして活動していましたが、1974年に正式メンバーとなります。”"Rock and Roll Queen"が英国や日本でもヒットしています。1978年には、Londonにてスタジオ&レコード・レーベルのPipe Musicを設立し、1982年にはQueenの欧州ツアーにKbdのサポートで帯同しています。1985年に日本に拠点を移します。日本に来て最初の頃は、英語の先生やYAMAHAシンセサイザーの広告カタログのキャッチコピーのコピーライターなどをしながら、インディーズレーベルから2枚のアルバムを出しています。Hand-Made Studioを設立。映画やテレビ番組の音楽を作成するようになります。1996年には世界初のMott The Hoopleのトリビュート・アルバム”MOTH POET HOTEL”を計画しプロデュースを行っています。1997-1999年に、Heat Waveに正式メンバーとして加入し、”TOKYO CITY MAN”や”月に吠える”に参加しています。2003年11月からMorganは六本木Super Deluxeにて、”Morgan’s Organ”と言う、毎月1回づつ連続100回のソロ・インプロビゼーションのライブを敢行。全てライブ録音されており、デジタルで購入できるようにしています。2018年にIan Hunterらと共にMott The Hoopleを再結成し、スペインのAzkena Rock Festival、英国のフェスRamblin' Man Fairに出演しています。ザッとこんな感じなのですが、そんな彼が何故このアルバムを作ろうとしたかなんですが、英国フォーク・ミュージシャンPete Seegerの”The Goofing-Off Suite”と言う10㌅ミニアルバムを聴いたからとされています。このミニアルバムにはクラシックの名曲やポップソングを彼がブラッシュ・アップして、1曲1分位までの曲が殆どだったとのこと。それで、彼はこのミニアルバムから着想を得て、1980年に創造的アーティストを個人的に選び、招待状を送りつけています。そこには1曲1分以内の曲を作って欲しいと書かれていました。招待状に対する反応は良く、殆どのアーティストがOKと返事をくれて、彼のPipe Studioに録音しに訪れたり、来られないアーティストは自前で宅録したりして、素晴らしい51曲が集まりました。しかも各曲は4、5曲づつ纏めてあり、その間の時間は3秒となっています。ここで参加アーティストは敢えて書きませんが、面白い選曲になっています。全ての極を好きにならなくても、1曲位は好きな曲に出会えるとMorganは言っています。なので、皆さん、是非ともこれを聴いてお気に入りを見つけて下さいね!

https://youtu.be/1Bj3_erK4cc

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    オマハルゲ

    2023/01/02 - 編集済み

    レジデンツの「コマーシャル・アルバム」と同時期なのが面白いですよね。

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      Dr K2

      2023/01/02

      この頃の流行りだったのかも?ですね。

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