Dead Kennedys “Fresh Fruit for Rotten Vegetables “

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これはアメリカSFのパンク・バンドDead Kennedysのファーストアルバムで、所謂、古典的なパンクからハードコア・パンクへの橋渡しをしたバンドであり、また、その後Alternative Tentaclesと言う自身のレーベル運営もやっていた点で、重要なバンドだと思います。メンバーはJello Biafra (Vo), East Bay Ray (G), Kraus Flouride (B)とTed (Dr)。ライブは常にモッシュとダイブでメチャクチャみたいなのですが、音楽的にも革新的な要素があると思います。まず、当時のパンクバンドの曲よりもテンポが速いこと、大学で演劇を学んだBiafraの扇情的でアイロニーに満ちたヴォーカルとアクション及び政治的で諧謔的な歌詞、それに加えて、彼らの音楽のキモはEast Bay Rayのギター・サウンドです。特にギターに関しては、歪んであることは勿論ですが、ディレイを多用して、単なる3コード・パンクにはなっていないのが、やっぱりこのバンドのキモだと思います。Sex Pistolsに対するアンサーソングとも言える”Holiday in Cambodia”を始めとして、古典的なポップソングのパンク版”Viva Las Vegas”、皮肉たっぷりな”Kill the Poor(貧乏人を殺せ)” や”California uber Alles (カリフォルニアは俺のもの)”など初期の名曲揃いです。確か日本盤の邦題は「暗殺」でしたね。私はこのアルバムが出た時は、テクノポップやシンセ音楽に心酔した田舎の高校生だったので、その時は買わなかったんですが、後になって別のCDで聴くと機会があり,聴いてみて凄く気に入り、興奮してレコードを慌てて買いにいきました。これは本当に良くできたアルバムだと思います。実はBiafraを除いたメンバーで、2001年にバンドは再結成されており、現役みたいです。

曲順
A1 “Kill The Poor”
A2 “Forward To Death”
A3 “When Ya Get Drafted”
A4 “Let's Lynch The Landlord”
A5 “Drug Me”
A6 “Your Emotions”
A7 “Chemical Warfare”
B1 “California Über Alles”
B2 “I Kill Children”
B3 “Stealing Peoples' Mail”
B4 “Funland At The Beach”
B5 “Ill In The Head”
B6 “Holiday In Cambodia”
B7 “Viva Las Vegas”

B6 “Holiday In Cambodia” (live version)
https://youtu.be/-arzJFmA6hY?si=5OwSB5tU057hhsL2

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PL907014BA317CB574&si=U07HXhtnnGCW1AGp

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