The Clash “Give ‘Em Enough Rope (動乱 獣を野に放て)”

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私は意外とこう言うのも聴くんですよ。と言う訳で、今回はThe Clashの登場です❗️しかも、ファンの間では余り人気の無いセカンド・アルバム”Give ‘Em Enough Rope (動乱 獣を野に放て)”です。私より詳しい方はいらっしゃるとは思いますが、バイオグラフィーを少し。The Clashは1976年に英国Londonで結成されました。その時のメンバーは、1974年に結成されていたパブロックバンドThe 101ersのVo/GであったJoe Strummer (本名John Graham Mellor)、1975年をリハに費やしていたプロト・パンク・バンドLondon SSのいたギタリストMick Jones、そのLondon SSのオーディションにVoとしてやってきたPaul SimononとドラマーのTerry Chimesで始まりました。元々はMickがSex Pistolsのライブを観て、London SSのマネージャーだった Bernard Rhodesに話しをつけて、Paulに連絡を取り、ギターよりも簡単なベースをやるようにとアドアイスし、後にPublic Image Limitedの初代ギタリストになるKeith Levene (G)を誘い、ニューバンドを作ろうとします。Terryもオーディションにはきましたが、直ぐに辞めました。またバンドはリードシンガーを探していて、丁度、マネージャーのBernard(後の「バーニー」のこと)の目に止まったのが、Joeで、MickもPaulも同意でした。それで、101ersの演奏後、3人はJoeを呼び出し、「俺達のバンドに入らないか?48時間やるから、考えてみてくれ」と提案したところ、最初の24時間で、「OK」の返事がきました。こうして、The Clashが誕生しました。それで、1976年7月4日にSheffieldのBlack SwanでSex Pistolsと共に初のギグを演ります。それで翌年1月にCBSレコードと契約しますが、その時にはKeithはクビになっており、また、Terryも脱退していたので、契約してから、正式なメンバーとしてTopper Headonがドラマーとして加入することになります。当時、Sniffin’ Glueと言うパンク・ファンジンを発行していたMark Perryは「The ClashがCBSと契約を結んだ時にパンクは死んだ」との記事を書いてますが、その後、The Clashの1977年のシングル”White Riot”を聴いて「あれは間違いだった」と書いています。そしてThe Clashとしてのファースト・アルバム”The Clash (白い暴動)”をリリース。この辺りはまたの機会にします。
それで、彼らのセカンド・アルバムである”Give ‘Em Enough Rope (動乱 獣を野に放て)”をまず紹介するかなんですが、それには少し理由があります。それは、私が最初に買ったThe Clashのアルバムだったと言うことです。当然、田舎の高校生だったので、このアルバムを結構ヘビロテしてました(と言うか、お金が無いので、一度買ったレコードは好きになるまで聴いていたものです)なので、このサウンドがThe Clashの音楽なんだと刷り込まれてしまったのです。何故か、本アルバムはアーティスト自身にもファンにも余り良い評価を与えられてません。多分、それは米国への進出を念頭に作られたことと、その為、Blue Oyster CultのプロデューサーであるSandy PearlmanをCBS側が密かに用意していたからでしよう。実際、ギターの音はハードロック調ではありますし、メタリックでもあります。ただ私は元々米国のKissが好きだったので、それ程違和感は感じませんでした。と言うか、A-1 “Safe European Home”, A-2 “English Civil War”, A-3 “Tommy Gun”と続く激アツのパンク・チューンはかっこいいと思うんですけれどねぇ。それと、私はThe Clashのヴォーカルに関してはJoeのは好きなんですが、Mickの声質はクリーン過ぎて余り好きではないのですよ。まあ、そこら辺は好みの問題かとも思いますが。ファーストとサードに挟まれた鬼っ子的アルバムですが、私は好きなので、もし、興味があったら聴いてみてちょ。

https://youtu.be/bLicOxz6xlk

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