Ideal “s/t”

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Neue Deutsche Welle (NDW)で最も成功したパンドと呼ばれるIdealの登場です!ちょっと前にNeonbabiesのところでも少し出てきたパンドですが、先ずはそのバイオグラフィーを少し。メンバーはAnnette Humpe (Vo, Kbd), Ernst Ulrich Deuker (B, Vo), Frank Jürgen “Eff Jott" Krüger (G, Vo; 2007年に死去), Hans-Joachim "Hansi" Behrendt (Dr, Vo)の4人組で、1980年にベルリンで結成、1983年解散。Annetteは姉妹のInga Humpeと共にNeonbabiesをやっていましたが、1980年にIdealに加入。1980年5月に自身のレーベルEitel-Imperialよりファーストシングル"(Wir stehn auf) Berlin" / "Männer gibt's wie Sand am Meer"をリリースすると,あっと言う間に完売。同年8月に、独逸でも人気のあった英国のプログレバンドBarclay James Harvestがオープン・スペースでのライブをやった時に、彼等は前座で出ていたのですが、会場の前には15万人もの観客が、Ideal観たさに集まったとか。また同年11月にファーストアルバムである本作をリリース。45回転にも関わらず、独逸アルバム・チャート3位に躍り出ます。1981年8月には、ベルリンのオリンピック公園のWaldbühneステージに立ち、22000人の観客を動員。このような商業的成功は、独逸語圏のオーストリアやスイスでも見られたそうです。1981年10月にリリースされた彼等のセカンドアルバム”Der Ernst des Lebens" では名将Conny Plankのプロデュースで録音されています。そして、同時期に、本作でもある、彼等のファーストアルバムは、インディーズからリリースされていたにも関わらず、独逸のGold Diskを受賞しています。その為か、彼等のコンサートは,独逸だけでなく,独逸語圏で、軒並みソールドアウトで、また,1982年にはセカンドアルバムも独逸Gold Diskを受賞。そんな中で、Micki Meuserのディレクションで、サードアルバム"Bi Nuu"を作製し、1982年にリリースしますが,チャートでは20位でした。そのこともあってか、1983年3月31日にバンド側はファックスで解散を通達し、幕を閉じました。 まあ、凄い経歴ですね。
それで、本作品の内容です。独逸語のヴォーカルがちょっとカクカクしていますが、Kbdがアクセントになって、かなりポップ度は高いです。シングルでもリリースされている ”Berlin” や”Braue Augen”は中々のポップさですね。そう言う意味では,独逸語の云々は別として、元々の意味での「ニューウェーブ」と言えるでしょう。私はそう言う背景は分からず購入しましたが、独逸でそんなに人気のあるバンドとは知りませんでした。勉強不足でしたね。まあ、そんな独逸のメジャーなニューウェーブを聴いて、独逸の1980年初頭の「若者」気分に浸るのは如何でしょうか?

クレジット
A1 “Berlin” (3:09)
A2 “Irre” (3:54)
A3 “Telepathie” (5:27)
A4 “Blaue Augen” (3:27)
A5 “Hundsgemein” (2:14)
B1 “Luxus” (4:03)
B2 “Rote Liebe” (2:36)
B3 “Da Leg Ich Mich Doch Lieber Hin” (4:28)
B4 “Telephon” (3:24)
B5 “Roter Rolls Royce” (3:15)

A4 “Blaue Augen” [TV live version]
https://youtu.be/uaEiVAODN-A?si=7ZowyyeOtBuAsFlV

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PL4ydqjo5flobI1lELmigQkLVQNFFR44nF&si=XMldx4TG5QMZmfZg

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