Gary Numan “Telekon”

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またポップなものを!今回、紹介するのは、テクノポップ(エレ・ポップ)の代名詞とも言えるGary Numanの4枚目のスタジオアルバム”Telekon”です。彼はエレクトロニック・ミュージックのパイオニアでありUltravox!、それもJohn Foxxを師と仰ぐ程のマニアであることは有名です。先ずは簡単にバイオグラフィーを。彼の音楽歴は1977年のパンクバンド”Mean Streatから始まっていますが、メロディメイカー誌でメン募のあったPaul Gardiner (B)と共に、脱退し、その同じ年に従兄弟のJess Lidyard (Dr)を誘って、1977年にTubeway Armyを結成。翌年にはBeggars Banquetと契約して、1978年にはセルフタイトルのアルバムを発表しています。その後は本名名義で着実にアルバムをリリースし、UKチャートのトップ10に食い込んだそうです。特に3枚目のアルバム”The Pleasure Principle”とそこからシングルカットされた”Cars”は大ヒットしました。勿論、次に出た本作品とシングルカットされた”I Die: You Die”と”This Wreckage”もチャートインしています。彼はシンセのヘビー・コレクターでもあり、時にはギター無しのシンセとベース&ドラムの曲も作っています。しかしなから、その後、彼はエレクトロニックな音楽から離れるようになり、通常の楽器(JapanのMick KhanやRob Dean及びQueenのRoger Taylerらが参加)も使うようになります。それで作られたのが、1981年リリースのアルバム”Dance”です。その後、長年のBであったPaul Gardinerがドラッグで死亡。そこら辺から人気が下降します。その後、彼は飛行機のパイロットになったとかの噂がありましたが、本当に自家用飛行機を購入してます。その後はJazzy或いはFunk色が強くなったり、逆にアグレッシブなアプローチをしたり、自分のレーベルを作ったりで、しぶとく生き残り、2017年にはアルバム”My Name Is Ruin”をリリース。また、2021年にもリリースがあったとか。
それで、本作”Telekon”ですが、この初期のヒットアルバムには一種の即物的なディストピアのイメージがあり、彼の「人間味」に乏しい声質もあって、彼は実はアンドロイドじゃないか?と思わせる曲が目立ちます。あと、割とシンセのメロとヴォーカルのメロがユニゾンになっているのも特徴的ですね。この作品ではギターは余り使われておらず、あくまでもシンセ主体です。ただ、生ピアノも使われているところから、次の作品への布石かな?とも思わせます。ギターの音もフランジャーをかけた金属質な音色で使われていますが、この時期までの彼の作風は殆ど同じ(Ramonesみたいですね)なので、皆さんも、一度は聴いてみて下さい。

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLEWVE7vaWTcOtQkR6UrpSmUirD5SWe2TQ

“We Are Glass”
https://youtu.be/kqMSyUEWi2o

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