Barbara Proksch “Opto_Phon”

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これは試聴して気に入ったので購入したBarbara Prokschのソロ・ワークです。Barbara Prokschは1943年ベルリン生まれのヴィジュアル・アーティストで、1982年からドローイングを中心にフリーランスとして活動しています。現在は、バイエルン自由州に在住。本作品は、ドローイング中に発生する音、またそれが結果として作品に与える影響に気づき開始したという、楽器として使われる特定の道具や素材を使ったドローイング・サウンドパフォーマンスの録音となります。その際使われたスクレーパー、ブラシ、ペン、ナイフ、小枝など様々なツールと支持体に付けられたコンタクト・マイクで、ガキガキ、ゴロゴロした硬質な音が表情豊かに収められています。特に、A面にはチェコの教会での初演時の抜粋が収められているのですが、協会の残響音によって、更に広がりのある音楽になっています(これは必聴ですね)。絵を描くことで生み出される音を、更に聴くことで、絵の方にも影響を与えると言うフィードバックからの音で、うるさくなったJeff Jermanとようにも聴くことは可能かと思いますが、コンセプトは面白いですね。また、B面には、ミシンの音を増幅した音源を使っています。時として視覚芸術のアーティストが演る「音楽」が興味深いことがありますが、本作品もその一つだと言えるでしょう。ビジュアル/オーディオの芸術に興味がある方は勿論、物音系ノイズに興味のある方も是非聴いてみてください。なお,300枚限定ですので、お早めに!

A1 “Echoräume Der Unzählbarkeit” (11:01)
“Zeile Für Zeile ... Schritt Um Schritt” (A2-4 medley)
A2 “Laufschritt” (5:49)
A3 “Tastschritt” (3:34)
A4 “Versplitterung” (3:21)
B “Räderwerk Durch Zeitzonen” (23:33)

[“Opto_Phon”performance (2006)]
https://youtu.be/8qdYh06gZiY?si=OiPjD-2FEcgM6v_4

B “Räderwerk Durch Zeitzonen” (23:33)
https://youtu.be/2z4IAjnY3IY?si=qDlbOD7OdEqxrw2G

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