The 39 Clocks “A 39 Clocks Performance” LP3 in “Next Dimension Transfer” box set

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The 39 Clocksのボックスセット”Next Dimension Transfer”の3枚目のLPは未発表ライブ音源から成る”A 39 Clocks Performance”です。1981年の独の何処かと言うことしかクレジットされておらず、詳細は不明です。メンバーは、基本のJürgen Gleue (Vo, G, B)とChristian Henjes (Vo, G, Organ)及びPlus Automatic Drums (Drs)と言う2人と1台です。E面は2曲で、F面も3曲です。それでは、各曲を紹介していきましょう。

LP3: A 39 Clocks Performance
★E1 “DNS (live)”はシングルカッコされた曲ですが、このライブ音源はそこぶるカッコ良いです。リズムマシンに、簡素なGとBでのバックに、気怠げなVo。いやー痺れますね。また、下手なGソロも良いスパイスです。
★E2 “Past Tense Hopes & Instant Fears On 42nd Street (live)”の前半は、リズムマシンとオルガンとGにVoと言う編成なのですが、荒削りなリズムマシンの音に、オルガンのコード進行とかも泣いてしまいそうです。途中でリズムがズレたりしますが、それもご愛嬌。後半は、途中、ぐちゃぐちゃに成りますが、崩れ方がNo waveっぽいです。そして復活して続いていきますが、後半もカッコ良くて痺れますし、ちょっとだけSuicideのライブっぽいです。
★F1 “Shake The Hippie (live)”は、ファーストアルバムA1の曲で、スタジオ録音でもカッコ良かったのですが、ライブ音源の方が荒削りでよりカッコ良いですね。因みにこの曲ではオルガンとGです。途中、終わるかなぁと思っていたら、”Once more!”の掛け声で復活、続いていくと言う、正にそんな所ももイカしていますね。
★F2 “Three Floors Down (live)”では、リズムマシンに、再びBとGをバックにVoと言うスタイルですが、この曲はポストパンク調で、Bが跳ねており、Voも叫び声になったりで、やや異色なトラックです。
★F3 “A Look Into You (live)”は、リズムマシンに、オルガンとGとVoなんですが、曲のコード進行が「泣き」なので、余計に痺れます!やはり、彼等のオルガン・サイケな曲は大好きです。

 このバンドに関しては、ライブ音源の方が圧倒的にカッコ良いですね❗️例えば、リズムマシンの録音って、個人的には、インプットに直で入れるよりも、一回アンプで鳴らして、それをマイクで録る方が荒削りで迫力ある音になることを経験しているので、このライブ音源でも同様の効果があったのかな?と思いました。また、彼等はたった2人で演奏していますが、シーケンサーは使ってないですね。恐らく打ち込みとかを敢えて避けているのか?それだけの機材が無かったのか?拘りだと思いますよ。そして、当時(1981年)では、彼等は、NDWの潮流とは全く別の流れにいたので、曲が終わっても、拍手や声援が殆どないのは、そう言う理由かも?と、そんなことを想像して聴いていました。

[live in Hamburg, 1982 (このLPの内容とは異なります)]
https://youtu.be/R0oQgZtzIuU?si=OB3xS_TMvo0AkphY

E2 “Past Tense Hopes & Instant Fears On 42nd Street (studio version)”
https://youtu.be/-rfIwEXaOGg?si=LlSTin_HfC57SxOw

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