Devo’s Gerald V. Casale “The Invisible Man”

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先日のDommuneでDevoの特集がありましたが、私は丁度、自分のライブがあった為、観ることができませんでした!残念❗️と言う訳でもないのですが、Mark Mothersbaughと並んで、Devoのブレインの1人でもあるGerald V. Casaleのソロアルバム”The Invisible Man”を紹介します。この作品は、元々、Record Store Dayの為に作られています。先ずは彼個人のバイオグラフィーを紹介しておきます。Gerald Vincent "Jerry" Casale (元々の姓はPizzute)は、米国ニューウェーブ・バンドDevoの創設者/ベーシスト/ヴォーカリスト/ソングライターであり、Bob2号ことBob Casaleは実の弟です(Bobは2014年2月17日に61歳で他界)。Gerald V. Casaleは、Ohio州Ravenna生まれで、初めのバンドThe The Numbers Band (別名: 15-60-75)でベースを弾いていた彼は、考え方の違いでよく口論になっており、それでバンドを脱退しています。彼はKent州立大学で芸術(特にパーフォーミング・アートやファッション)について学んでいました。1960年代後半には、自称ヒッピーでしたが、1970年5月4日の銃撃事件を機に、ヒッピーを辞め、1973年に、Bob Lewisと共に、「退化」のコンセプトで、Devoを始めます。その時のメンバーは、Casale (B), Mark Mothersbaugh (Vo), Markの兄弟Bob (Lead-G), Jim (Electronic Drs)でしたが、Gerald Casale (B)は、Bob Casale (Second-G), MarkとBob Mathersbaugh兄弟, Alan Myersと共に、バンドを段々と堅固なものにしていきます。1978年10月14日には、TV番組Saturday Night LiveにDevoは出演しており、同年、デビュー・アルバム”Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!”をリリースしており、露出が大きくなっていきます。まあ、その後はDevoのバイオグラフィーと同じになるので、Casaleのソロ・アーティストとしての経歴を紹介します。2005年から、彼はJihad Jerry & the Evildoersというソロの為のバンドを、Devoと並行して、始めます。このバンドは、Devoよりもハードでブルース・スタイルの音楽をやっており、Hard-Core Devo時代1974-1977年)の多くの曲を新たにアレンジし直して演奏しています。このバンドは、Gerald Casale, Bob Mothersbaugh, Mark Mothersbaugh, Bob CasaleのDevoのメンバーに加えて、Josh Freese, Steve Bartek, Josh Hager, Geri Lynn, Alex Brown, Dave Schulzもメンバーとなっているようです(担当楽器は不明)。それで、2005年11月に、”Army Girls Gone Wild”がデジタル配信され、翌年8月にはらアルバムとして”Mine Is Not a Holy War”がiTuneで配信され、9月にはCordless Recordingsによってリリースもされています。更に、2021年7月には、新たなシングルとビデオ"I'm Gonna Pay U Back"もリリースされています。また、Casaleは、1987年作Joe Roth監督のコミカル映画”Revenge of the Nerds II: Nerds in Paradise”や1988年作Dimitri Logothetis監督のホラー映画“Slaughterhouse Rock”のサントラを担当していたり、Devo, The Cars, Rush, Foo Fighters, Soundgardenなどのミュージック・ビデオの制作も行なってきています。ソロアルバムとしては、現在までに、6枚制作しており、本作品”The Invisible Man”は、2023年現在では、最新作となっています。
そんな多才なGerald V. Casaleの最新作”The Invisible Man”について紹介していきます。先ず、今回のメンバーですが、Gerald V. Casale (Lead-Vo, B, Synth)の他に、Josh Freese (Synth, Programming, Perc), Jeep Jone (Ukulele, Organ, Others), Steve Bartek (G), Jade Hendrix (Back-Vo [A1-A3]), Peggy Gedeon (Back-Vo [B1-B3]), Sharon Hendrix (Back-Vo [A1-A3])が参加しています。
★A1 [Single] "The Invisible Man" (2:46)は、流石にDevoのブレインだけもある、ちょっとの変なエレクトロ・ポップになっています。途中で出てくるギターソロもカッコ良い!
★A2 [De-Construction] "The Invisible Man" (4:36)では、先述のギターソロが更に長く続き、正に「脱構築」ヴォージョン!強力です。
★A3 [Instru-mental] "The Invisible Man" (2:46)は、A2に続く連続インスト曲ですが、とにかく、直線的なシーケンスがカッコ良い。やっぱり、インストでも曲の良さは変わらない、いや倍増しています!
★B1 [Lounge] "I'm Gonna Pay U Back" (3:05)は、元曲を聴いていないので、よく分からないですが、ブラシでのドラム・ワークと、ヘンテコなサビは雰囲気爆発ですね。オルガンのフレーズで曲の良さがわかりますね。
★B2 [E-Z Listening] "I'm Gonna Pay U Back" (3:05)では、ヴォーカルの音量が抑制されている所がE-Z listeningなのかな?
★B3 [E-Z Listening Instru-mental] "I'm Gonna Pay U Back” (3:05)も、B2に連続して収録されているインスト・ヴァージョンなのですが、インストの方が曲の良さが分かりますね。
 と言う訳で、今回はDevoの左利きベーシストにしてブレインの1人でもあるGerald V. Casaleのソロアルバムを聴きましたが、アルバムと言うよりもリミックス集のような内容になっていました。しかしながら、彼がこんな良い曲を書けることを思い知らされました。内容が内容だけに一般のリスナーさんにはお勧めし辛いのですが、Devoのファンなら、是非とも聴かれることをお勧めします❗️

A1 [Single] "The Invisible Man"
https://youtu.be/jC2UHmoeGko?si=pQFdLcWFZmbHAbez

A2 [De-Construction] "The Invisible Man"
https://youtu.be/YLWLI2F3CPI?si=BFRzCooiAGWORzex

A3 [Instru-mental] "The Invisible Man"
https://youtu.be/HDahmkRaouU?si=VCNjuWOi0Hw04RYQ

B1 [Lounge] "I'm Gonna Pay U Back"
https://youtu.be/n7j9OTsIVws?si=xnkPHRp0nzJ9J34T

B2 [E-Z Listening] "I'm Gonna Pay U Back"
https://youtu.be/LbYCTHkHv9U?si=ojm3FjQZSvU7vOrd

B3 [E-Z Listening Instru-mental] "I'm Gonna Pay U Back”
https://youtu.be/uJmO2g_0t2c?si=HyeqawmHtYdDOba7

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