The Mummies “Never Been Caught” and

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昔、このバンドの曲を友人に聴かせてもらって、一発で気に入り、早速、レコード屋に駆け込んだのは覚えています。その時は、動くThe Mummiesを観てはいなかったのですが、YouTubeで観て、益々好きになりました。今回は、そんな包帯覆面バンドThe Mummiesのファースト・アルバム“Never Been Caught”を紹介しようと思います。先ずは、彼等のバイオグラフィーを書いておきます。The Mummiesは、1988年に米国CAのSan Brunoで結成されたローファイ・ガレージ・パンク・バンドです。もう少し詳しく書きますね。1988年後半に、Trent Ruane (Vo, Organ, Sax)とMaz Kattuah (B)が中心になって結成したのが、The Mummiesですが、Larry Winther (G)とRussell Quan (Drs)もラインナップに加わります。彼等は、SFのガレージ・パンク・シーンで、Phantom SurfersやThe Untamed Youthと共に頭角を現します。彼等のThe Mummiesと言うあだ名から、バンドはミイラのようにぼろ切れと包帯を巻いたコスチュームをすぐさま取り入れるようになります。また、音楽面では、The SonicsやThe Fabulous Wailersのような、1960年代のガレージやR&Bから影響を受けています。更に、The Mummiesは、プロデューサーで音楽家でもあるJorge "Real Boss Hoss" Ojedaの助言で、「低級ロック」を目指すようになります。1989年2月に、Chi Chi Clubでライブ・デビューを飾りますが、この頃から既にDIY精神で、1960年代を象徴するような安くヴィンテージのペダルやFarfisa社のオルガンを使っています。1990年に、The Mummiesはデビュー・シングル”That Girl”を自分達のレーベルPre-B.S. Recordから出していますが、このシングルは、ラック型の4トラックのカセット・レコーダーで録音されており、更にほぼライブのように録音されたそうです。また、彼等はCDでリリースすることを拒み続け、しばしば、彼等のヴァイナルのカバーには”Fuck C.D.s”と書き殴っています。その後、他のレーベルから数枚のシングルを出した後に、Estrus Recordsが、それらのシングル曲を集めたセルフ・コンピ・アルバム”The Mummies Play Their Own Records!”を1992年にリリースします。少し時間が前後しますが、実は、1991年に、彼等は、Crypt Recordsからアルバムを出す為に、セッションを録音した音源があったのですが、音が綺麗過ぎるとの理由で、アルバム化はボツになっています。しかし、その音源はブートレッグ”Fuck the Mummies”として出回つてしまったので、彼等は再録音しています。それで、Thee Headcoatsとツアーも行っているのですが、彼等のファースト・スタジオ・アルバム”Never Been Caught”をリリースして、直ぐ、1992年1月に解散しています。本作品である、このアルバムが唯一のスタジオ・アルバムとなりました。ただ、解散して翌年には再結成して、ガレージ・バンドSuperchargerをサポートに、欧州ツアーを敢行しています。また、その翌年の1994年には、反応が良かったのか、ライブ・アルバム”Party at Steve's House”を出して、また解散しています。その後もメンバーはそれぞれが活動していましたが、2003年に、セルフ・コンピ・アルバム”Death By Unga Bunga”を、何と!CDで出しており、2008年には、一回限りの再結成コンサートを行っています。大体、The Mummiesのバイオグラフィーはこんな感じです。
それでは、The Mummiesのファースト・アルバム”Never Been Caught”を紹介していきましょう。内容は、A面8曲/B面9曲入りとなっています。内容は、もうカッコ良い‼️の一言です。録音もそんなに良くないし、と言うか悪いし、演奏の荒いし、こんな衝撃は最近は無かったなぁと思いますね。強いて言うならば、高校生の時に、The Damnedのファースト・アルバムを初めて聴いた時の衝撃に近いかな? ただ、違うのが、このレコードが出たのが、1992年と言うことの衝撃!世の中は、レコードからCDへの移り変わりつつある時代に、この音質は「反逆的」ですね。音楽自体は、ゴーゴーと言うかR&Bと言うかガレージで、かつ初期パンクの荒削りな要素もたっぷりと持っている、そんなワイルドで、rawで、イカした(イかれた)音楽です。職場とかで嫌なことがあったら、The Mummiesを爆音で聴きたくなりますね、そんな音楽です。それにしても、A2 “Stronger Than Dirt”はイカしているなぁ。聴いたら、皆さん、きっと好きになりますよ❗️久々に興奮しました。

曲名リストを載せておきます。
A1 “Your Ass (Is Next In Line)”
A2 “Stronger Than Dirt”
A3 “Little Miss Tee-N-T”
A4 “Come On Up”
A5 “Sooprize Package For Mr. Mineo”
A6 “Rosie”
A7 “Shot Down”
A8 “The Ballad Of Iron Eyes Cody”
B1 “Skinny Minnie”
B2 “She Lied”
B3 “Red Cobra #9”
B4 “The Frisko Freeze”
B5 “Justine”
B6 “Mariconda's A Friend Of Mine”
B7 “The Thing From Venus”
B8 “Shut Yer Mouth”
B9 “Jezabel”

A6 “Rosie”
https://youtu.be/htyogIGmFe8?si=IWHYAR9T25MBZtGv

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nBhJNvfaYi801wMIINRCS_c-uWB2JwYUY&si=9xHoPf8-0ZM5DTb6

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