Can “Live In Cuxhaven 1986”

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またまた買ってしまいました。独クラウトロックの王者Canのインスト・ライブ・アルバム第3弾です。今回は、”Live In Cuxhaven 1976”( 「クックスハーフェン」と発音)で、現段階では最新作となります。バイオグラフィーは以前にも描いてありますので、そちらをご参照下さい。メンバーは鉄壁の4人で、Holger Czukay (B), Jaki Liebezeit (Drs), Michael Karoli (G), Irmin Schmidt (Kbd, Synth)から成り、ヴォーカルはいません。片面に2曲ずつ収録されていますが、明確なタイトルが無いことからも、本作品が、全て即興で演奏されていることが分かります。どの曲もそれぞれの楽器から放出される音は「有機的な生物」のようにウネウネと自立して絡まり合い、独自のグルーヴを生み出しています。LiebezeitのメトロノームのようなハンマービートとCzukayのミニマルとフリーの間を行き来するベースライン、控えめながらのカッティングとソロを弾きまくるKaroliのギター、そして要所要所を攻めるSchmidtのキーボード、どれも完璧です。ただ、個人的に難を言えば、Karoliのギターがちょっとガツンと来ない気がするんですが、これは曲の長さとかも関係するかもですね。 それとB1には唐突にVoか少しだけ入ってきますが、誰でしようか?彼等は、このライブの前後に、名作”Flowmotion”を作製しているのですが、その為の布石だったのでしようか? しかしながら、それは別にしても、この4人でのジャムセッションによる即興ライブは、Inner Spaceでの作業に何らかの影響を及ぼしているのではないかと思われます。ただ、今回は1枚だけで、しかも片面に2曲ずつと言うことから、少し食い足りないところもあるのがちょっと残念ですが、それでも、彼等のテンションの高さは感受できます。皆さんも、Canのライブでの底力を知る上で外せない作品と思いますので、ファンのみならず初心者の方も是非とも聴いてほしいですね‼️しかしながら、このインプロ・ライブ・シリーズはまだ出るのでしようか? それなら、長尺のものを希望します❗️あと、アートワークが統一されていて、これもまた唆られますね。

A1 “Live In Cuxhaven 1976 Eins”
https://youtu.be/Q8G92PHqo24

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