Laub “Phoneheadslastig (Remix)”

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これまた「謎物件」です。多分、西新宿のネ○ズで買ったんだと思うのですが、内容は殆ど覚えていません。なので、調べてみました。Laubと言うのは、独Berlin在住のAntye Greie-FuchsとJürgen "Jotka" Kühnの男女デュオで、10作程、作品をリリースして、1999年を最後に作品を出していないですので、恐らく解散かと思います。その後を追ってみると、Greie-Fuchsは、東独生まれのヴォーカリストで、曲を書き、プロデュースし、パフォーマーで、詩人でもあり、書家でもある多彩な女性で、現在はフィンランドのHailuotoに住んでいるらしいです。一方、Jotkaはその後もコンスタントにCDなどを出していますが、それも2001年が最後になっています。それ位しか分かりませんでした(すまん!)。
A面“Phoneheadslastig (Remix)”は45回転で、Laubの曲をPhoneheads (Philip MaiburgとMichael Schaafのデュオ)によるリミックスで、B面は33 1/3回転で2曲入りで、B1 “Folgenschwere”はLaub作で彼等自身がCalyx Berlinでリミックスしています。B2 “Laubfrosch (Remix)”はPaul’s Pop StoreでのConsoleことMartin Gretschmannによるリミックスとなっています。A1 “Phoneheadslastig (Remix)”は、ブレイク・コア風のリズムに、風のようなGreie-Fuchsのウィスパー・ヴォイスを上手くサンプリングしており、動と静が上手くハマっています。B1 “Folgenschwere”は怪しい雰囲気の重目のエレクトロ・ポップとも言える曲で、四つ打ちでないリズムに、重目のベースラインと茫漠としたメロディが組み合わさって、それ程、クラブ・ミュージックしていないので、個人的には好きな感じの曲です。B2 “Laubfrosch (Remix)”は意外にも、かなり陽キャでポップで、可愛らしい音楽に仕上がっています。この作品はリミックス盤ですが、想像していたよりも、ポップな出来で、ちょっとビックリしました。特にB面の2曲は良いですね。まあ、フォーマットはクラブ仕様にはなっていますが、ブレイク・コアとかを通過した後に来たBerlinのクラブ・ミュージックのように思います。その根底には、Ata Takなんかの諧謔的ポップ・ミュージックがあるように感じました。実際、PhoneheadsはAta Tak所属のデュオのようです。1990年代末のBerlinの様子を垣間見たようですね。ここら辺に興味のある方は聴いてみては如何でしょうか❓

A “Phoneheadslastig (Remix)”
https://youtu.be/6HZDXG1zbXk

B1 “Folgenschwere”
https://youtu.be/ZN_Mk7kf0O8

B2 “Laubfrosch (Remix)”
https://youtu.be/7f0xdL0seRg

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