ホット・コールド・アンド・カスタード/ピーター&ゴードン

0

1967年のラスト・アルバム。当時のスウィンギング・ロンドンの雰囲気というのは、こういう残された音源や映像からでしかうかがい知れませんが、ほぼ例外なく英国のこの時代の作品には独特のフィーリングが漂っています。それはテープの逆回転のような意匠をこらしたサウンドデザイン云々とはまた別の次元で、ギターやドラムスの音の録り方や音質などといった側面からも、70年をまたぐ以前のレコードが持つ、あの時代ならではのものがあるのです。「グリーナー・デイズ」という名曲も収録されている本作は、地味ながらもやはり60年代イギリスを象徴するアルバムの一枚といえるでしょう。なお、国内製の紙ジャケットは、かつて回収されたザ・シーズのライブ・アルバムと同様、製作上のミスで裏貼りの面がフロント・カバーになってしまっています。エラー・ジャケットということにならないのでしょうか。#スウィンギング・ロンドン #peterasher #紙ジャケット #ブリティシュ・ビート 

Default