マンモス (ケナガマンモス) 氷河期に絶滅した代表的大型哺乳類

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イラスト画像は絶滅したゾウ科マンモス属の中で最も有名なケナガマンモスを描いたもの。
マンモス属ではやや中型。推定生存域は広く、北アメリカ大陸からユーラシア大陸の広範囲であり、シベリアの永久凍土からかなりの骨格以外の組織が発掘され、再現画像として精度は高くなっている。氷河期の絶滅生物の代表的大型哺乳類。
これよりもはるかに大きなマンモス属はいた。でも、このケナガマンモスはあらゆるマンモスの典型として古今のキャンバスに描かれ、中型ゆえに新たな人類への供物に適したていたといえる。
科学の進歩は古代生物の復元再生の可能性を最も秘めた生き物としてこの哺乳類に注目している。
科学の進歩はそこに行きつくかもしれないが、我々の足元は我々自身がすでに限界まで削ってしまっていて、はるか遠くの古代のロマンに目を奪われているそのさなかに己が足元が瓦解する確率の中に呑み込まれていることを何となく、誰もが無意識に感じている。
現代に棲息する生き物としての残された本能がそう告げている気がする。
 
地球自身のリセットは地球上に例外を残さない。そう思う。
絶滅は決して短いスパンで突然生じるものではない。
恐竜時代を終焉させた巨大隕石は落ちてこなくても、その後に生じた切滅の契機は我々自身が僅か数十世紀で作り上げてきたものだから。

人類の絶滅があるとしたら、最初にそれに気づき、最初にそれが理解されない焦燥に、絶望するのは最前線にいる科学者ではないか。

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  • Bzfddjq

    うえだかずや

    2023/12/31 - 編集済み

    シベリアに沢山いますね?🌠永久凍土に

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    Mineosaurus

    2023/12/31

    だから一番復元可能性が高いですよね。DNAは骨から採れませんから。人間が数世紀にわたって構築した文明や科学(物理学のベースに基づいた)は20世紀に入ってからブレイクスルーが起こり、現在に至っています。わずか200年に足らない現在までの道のりです。安定した気象は全世界的に失われつつあります。それは今までもこの地表で何万年も前から繰り返された気候のリセットですよね。三次元的存在のわれわれはその中でほとんどをそれを自分の目線より上で仰ぎ見ている存在の二次元的な視点に馴れた生き物です。
    今になってようやく、高い解像度を持ったスマホとドローンの普及で俯瞰する視点とAIによる状況推定が一般的な常識に近づいています。それでも地球の温度上昇は抑えられません。
    人類はもうそろそろその温度上昇に耐えられる生身の進化を行う時期に来たのではないかと妄想しております。マンモスのような巨体があのみっしりと体を包む毛皮を必要とし、進化したように、人類も乾燥に強く、体温の上昇に耐えられる特質を持つ人類へと数世紀をかけて進化する可能性もあるのではないかとぼくは本気で考えています。科学や物理学は現在に至ったように何度もブレイクスルーを起こしながら進むものではないのかと考えたりします。暇ですねーこの年の暮れに大掃除も無事終了し一息ついて夢想しておりました。

    ( ´艸`)

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