Spark 1/43 ポルシェ 911 RSR #92

0

ポルシェ 911 RSR No.92

ミカエル・クリステンセン / ケビン・エストレ / ローレンス・ヴァントール

2018年のWECスーパーシーズン第2戦ル・マンに投入されたポルシェ GTチームのポルシェ 911 RSR、ポルシェがスポーツカー誕生70周年を迎えるこの大会ではライバルが多い中、気合の入れようが人一倍凄かったワークスチーム。
前述の通り、ポルシェが70周年を迎えるメモリアルレースとなった第86回ル・マン24時間レースではWECに参戦する欧州方面軍の91、92号車にそれぞれポルシェのマシンが過去のレースで纏ったレトロリバリーを施され、91号車の直接的な僚機の92号車にはポルシェファンやモータースポーツファンから非常に人気の高いピンク・ピッグカラーが与えられ、ご先祖となる917/20と同じくマシンの各所には豚肉の部位を表すドイツ語表記が散りばめられた、91号車は代々数多くの武勲を立ててきたロスマンズ風のカラーを与えられ、対照的にこちらはピンク一色で可愛らしいマシンに仕上がっている、余談ではあるが同時に現地で販売されたピンクピッグのTシャツはめちゃくちゃ売れたらしい。
可愛らしいエクステリアとは裏腹に中身は最新型となった2018年型のパッケージ、ドライバーもポルシェが誇る最高クラスのワークストリオで予選では3分49秒097をマークし迫るフォード軍団から僚機のバックをガッチリと守りフロントロー独占の立役者となった、しかしフォード軍団も49秒台に3台を割り込ませそのタイムの中には北米方面より合流した93号車も入っており、決勝前からフォードとポルシェの戦いは熾烈さを見せていた、まさにヨーロッパ戦線の再来と言ったところ。
決勝の幕が上がるとポルシェ陣営は91と92がGTEクラスのレースを引っ張る形を作り2台は安定的に差を拡大させ貯金を作っていくが、レースから3時間が経とうとしたところでコース上のトラブルによってセーフティーカーが導入され、激戦が続くGTEクラスの順位はシャッフルされ混乱に陥ったがポルシェ陣営はこの難題を見事にクリア、一方91号車はフォードの追撃に合い2位を賭けた熾烈なドッグファイトに突入するが92号車は追撃から逃れ独走モードへ移行、磐石にして確実なドライバーとチームのレース運びによって92号車はクラス優勝を勝ち取るのであった、何よりスポーツカー誕生70周年というポルシェにとってのメモリアルレースで91と92が1-2でチェッカーを受けた功績は非常に大きいものであろう。

モデルは「ル・マンに出たマシンならばぜんぶ出す!」と豪語しているスパークモデルからのリリース、ル・マンはスパークが現状独占状態なので18年型の911RSRは現状ではスパークからしか出てませんね、こちらも91号車に劣らず非常にカッコイイモデルです、実車より少し赤みが強いかなって感じの色合いですかね、ピンク色のボディを黒いホイールでキュッと引き締めていて非常にスマートな印象である。
さて、こちらも91号車と同じくなかなか売れなかった子・・・いや、なかなか売り切れにならなかったモデルと表現したほうが正解か、やはり生産数が異様に多かったのかな、さすがに今では品切れ状態ではあるもののヤフオク等でも手軽な値段で落札できたりするので917/20を持ってる方、ポルシェが好きな方は是非とも手に取ってもらいたい。

#1/43
#spark

Default