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Spark 1/43 ダラーラ P217 (M191) #29
ダラーラ P217 No.29 フリッツ・バン・イヤード / ギド・バン・デル・ガルデ / ニック・デ・フリーズ 2019年のル・マン、スーパーシーズンとしては2回目のル・マン24時間レースに参戦したレーシングチームネダーランドのダラーラP217、2018年仕様と同じマシンではあるが、カラーリングが過去にF1に参戦していたミナルディM191のカラーリングを落とし込んだレトロリバリーとなっている。 これまで黄色が主体だったネダーランドのチームカラーに黒が多めとなり、全体的にマットカラーとなりグッと引き締まった印象となっている、もちろんタイトルスポンサーのJUMBOのデカールもM191のカラーリングを損なわない用に配置されていて整っていて非常に渋い仕上がりとなっている。 2018年のル・マン24時間レース以降、長年フリッツ・バン・イヤード氏と組んできたヤン・ラマースがレギュラードライバーから退き、新しくFIA-F2等で大活躍するオランダ人の若手ニック・デ・フリーズがレギュラードライバーとしてラインナップされている、これによって前年と比べプラチナ、ゴールドとドライバーの布陣が整いニック・デ・フリーズの加入はチームとしての大きな戦力底上げとなった。 予選では3分27秒107の平均タイムにより総合16位、クラス8位のポジションを手に入れた、ちなみに公式予選でネダーランドがマークしたタイムは前年の記録された平均タイムより1秒近く短縮されるものとなり、チームとしての戦闘力が確実に向上している事を示していた、周りはTDSやGドライブやユナイテッドオートスポーツなどの強豪チームが肩を揃えており、上位陣からのスタートは今年度のル・マンにおける期待を集めていた。 決勝ではスタートダッシュに非常に強いギド・バン・デル・ガルデが担当し、スタートして早々に前方のマシンを次々とオーバーテイクしレースが1時間と経過する頃には3位に浮上し激しくバトルするTDSとGドライブに割って入り驚異的な追い上げとバトルを展開、「ダラーラであることはハンデだ」そんな事を日本の実況・解説陣に言われていたネダーランドですがその後も一線級の力を持つドラゴンスピード等のオレカを使用する強豪チームと互角かそれ以上のバトルを繰り広げていたが、3時間が経過し天候が晴れ始めた頃に右のリアがバースト、軽度ではあるものの損傷を負いポジションを落としてしまう事となった。 レースに復帰したネダーランドはクラス15位までポジションを落としてしまったものの順調にルーティンをこなして行きラップを重ねて行くがレースが21時間を経過した頃に高速で進入する右コーナーのアルナージュコーナーにて姿勢を乱し激しくタイヤバリアに突っ込む大クラッシュを起こしてしまい、一時はドライバーが降りる等のシーンがありあわやリタイアかと思われたが、驚くことにダラーラは自走可能でありグシャグシャに大破した痛々しいフロントパーツを引きずりながらピットを目指した。 フロントセクションは大破しフェンダーは見る影もなく吹き飛びタイヤはあさっての方向を向いてしまっていたが、それにも関わらずダラーラP217は潰れたパーツを切除する程度の応急処置によりピットへ帰還を果たしピットクルーの懸命な修復作業によって作業開始から1時間が経過する頃には元通りになっており、完走に向けて残りの2時間を走る為にレースに復帰し無事に総合26位にて完走を遂げた。 上でも紹介した通りスーパーシーズン1回目のル・マンの時に比べカラー調がマットになり、ミナルディM191を模したカラーリングの為パッと見でフォーミュラマシンのようなシルエットになっていて引き締まった雰囲気が非常に格好良い、特徴でもあるJUMBOのマークも黒の影が入りよりハイビジリティな感じとなっている。 こちらは元ネタの為かF1の1/43系をメインに集めている方でも買っている方が多く見受けられ、モデル化されたダラーラP217の中では一番人気が出ていたのではないかと思われる、スパークからのリリースが非常に速かったのも有難かった。 個人的なお話ではあるが、私がプロトタイプカーの中で最もお気に入りでもありプロトタイプカーのフロアのサムネイルに採用させて貰っている。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ダラーラ P217 (LDF) #29
ダラーラ P217 No.29 フリッツ・バン・イヤード / ギド・バン・デル・ガルデ / ヤン・ラマース 2018年ル・マン24時間レースに参戦したレーシングチームネダーランドのダラーラP217、前年に引き続き同じマシンでのエントリーだが前年で使われなかったハイダウンフォース仕様のフロントカウルが装備されていて特徴的な顔つきとなっている。 2017年ではELMSからの遠征組としてル・マンに参戦枠をとっていたが、2018年よりELMSからWECへのフル参戦へと移行し世界戦を渡り歩くことになった、ちなみにLMP2に参戦しているマシンはこのネダーランドのダラーラP217とラルブルコンペティションのリジェ JS P217を除き他は全てオレカ07であった。 18年からはWECに参戦という事でドライバーが一人追加され、新たにF1ドライバーのギド・バン・デル・ガルデが加わり加入直後の開幕戦スパ6時間にて他チームのオレカをバッタバッタと抜き去っていく過激なオーバーテイクショーを演じ一時は独走態勢を見せてしまうほどのF1ドライバーらしい速さと強さを見せ付けた、惜しくもオルタネータートラブルにより下位に沈んでしまったがスーパーシーズンへの期待は高まった。 シーズン最初の山場となるル・マンでは予選にて3分28秒でクラス14位、総合で23位というポジションに付けており22位には同じダラーラを扱うチェティラ・ヴィロルバ・コルサが付きダラーラが2台並んだ、また前年は上位がオレカの独占であったが18年はユナイテッドオートスポーツやパニスバルテズのリジェが上位に割って入ったりと混戦模様となっていた。 決勝では夜間走行中のヤン・ラマースのスティント中にエキゾースト部分から発火し、炎上してしまうのかと思われたがピットまで戻る事ができ事無きことを得た、出火の原因はエキゾースト部分にゴミが付着し熱で燃えたのであった、そのトラブルを除けば大きな事故等は無くネダーランドのダラーラは無事に完走を遂げ、62歳という高齢ながらも過酷な耐久レースにチャレンジしたヤン・ラマースは一線を退いた。 前年のダラーラP217に比べて、ガラッと印象が変わったローダウンフォース仕様のダラーラは少し低くなり前方に大きく伸びたフロントカウルが非常に特徴的であり、当時からトレンドとなっていた空気を左右に分けて処理する船底型のフェンダーが採用され直線スピードの確保とストレートの安定性向上に貢献し、サイドポンツーンやリアセクションもデザインが変更されており、スパークモデルでもそこはしっかりと抑えられている。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ダラーラ P217 #29
ダラーラ P217 No.29 ルーベンス・バリチェロ / ヤン・ラマース / フリッツ・バン・イヤード 2017年ル・マンに投入されたイタリアの名門ダラーラが供給した新規格のLMP2マシン、29号車はオランダ国籍のレーシングチームネダーランドが投入したマシン。 もともとレーシングチームネダーランドは欧州方面のヨーロピアンル・マンシリーズ(ELMS)に参戦しており、2017年に新規格のLMP2マシンのオレカ、ダラーラ、リジェ、ライリーが供給され始めるとネダーランドはダラーラP217を使用し、ELMSで戦うこととなりその遠征チームとして2017年のル・マンの参戦権を手に入れた。 タイトルスポンサーとしてフリッツ・バン・イヤード氏が経営するオランダの大手スーパーマーケットのJUMBOが付いており、社長であるフリッツ・バン・イヤード氏もジェントルマンドライバーとしてレースにチャレンジしている、またオランダ人ドライバーで固めるのがこのチームの特徴でもあったが17年のル・マンではF1ドライバーのルーベンス・バリチェロがゲストとして参加している。 ダラーラP217はフロントカウルとリアセクションにそれぞれ空気抵抗を大きくしコーナリングスピードを稼ぐハイダウンフォース仕様と空気抵抗を限りなく小さくしてストレートスピードを稼ぐローダウンフォース仕様が存在し、テスト日ではローダウンフォース仕様を使用して走行する場面も見られハイレベルなストレートスピードを発揮したものの、あまりのダウンフォース不足にダラーラを使用する全チームは最終的にハイダウンフォース仕様に落ち着いた。 F1ドライバーのルーベンス・バリチェロをエースとしてル・マンでも優勝経験を持つヤン・ラマースとドライバーネームとしては豪華ではあったがバリチェロはまだしもヤン・ラマースは60を越える高齢ドライバーであり既にジェントルマン枠となりドライバーラインナップとしては他チームに見劣りするものとなった。 2017年のLMP2事情と言えば、ELMSではオレカ、リジェ、ダラーラの三つ巴だったがWECではオレカ一色に染まり6時間と言えど凄まじい乱闘が頻発しておりLMP2は激戦模様のクラスとなっていた、ル・マンの予選では大方の予想どおりLMP2の上位はオレカによって独占状態でありネダーランドは総合23位の予選ポジションとなった。 2017年と言えばLMP1の全てのマシンが大きなトラブルに襲われる等、近年では最も荒れたと行ってもいい24時間レースとなっており、ネダーランドはバリチェロがドライブする為、話題性こそはあったものの速さを欠いていたが、そんな混乱を乗り切り総合13位、クラス11位として完走するという健闘を見せた。 こちらは通常品としてリリースされたダラーラP217の本戦仕様、同時期に展示を始めた特注仕様のネダーランドとの違いはホイールの色くらいか。 17年モデルはスパークとしては珍しくリリースまでに1年以上かかったモデルでありマシンとしての知名度が低かったかLMP2の人気が低かったのかネットショップ等で品切れとなるのに長い時間がかかっていた。 ハイダウンフォース仕様のスマートな顔立ち、整ったボディラインなどなど完成度も高く、私の一番好きなマシンであるが故にドンドンオススメしていきたいモデルの1つではあるがヘッドライトのカバーがズレている個体がちらほらある様なので注意が必要。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) #1
ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) No.1 リカルド・リエツ / フレデリック・マコウィッキ / パトリック・ピレ / ニック・タンディ 2019年ニュルブルクリンク24時間耐久に参戦したポルシェ系最強のチームとも言えるマンタイレーシングの最新型のポルシェ 911 GT3 R、911号車には"Greeno"の愛称が付けられている、マシンカラーのグリーンとイエローを合体させた名前。 前年の2018年に緑の地獄と謳われるニュルブルクリンク24時間にてマンタイレーシングは果敢なバトルを展開し終盤にメルセデスよりトップを奪取、そのまま王者に輝いた、ポルシェ陣営は2連勝をモノにするべく18年型のジェネレーション1を発展させたジェネレーション2を投入しワークスチームのマンタイレーシングを始めフリカデリやファルケン等にも供給していた。 前年、ブラックファルコンのAMGを退け優勝に輝いた912号車は今年は王者の証である1号車となり前年と同様、911号車と共に2連覇を目指しドライバーラインナップも911号車同様にワークスのエースドライバーが揃えられた、しかし911号車は予選で3位を獲得するも1号車は7位とあまり振るわず少しばかり沈んだ位置からのスタートとなった。 長いフォーメーションラップを終えシグナルがブラックアウトした瞬間、1号車は他を圧倒するかの如く好スタートを決めニュル24時間耐久では恒例の1コーナーの大混雑をコースをはみ出しながらもアグレッシブに攻略、一気にAMGとアウディを1台ずつかわしポジションを2つも跳ね上げさせ更に前に行かんと同じポルシェのフリカデリに対してもスタートの混乱を利用してテール・トゥ・ノーズに持ち込む、2周目に入った1コーナーにてこれを更にパスし前年の王者はどんどんポジションを上げていくが緑の地獄はそれを許さず、1号車はタイヤのパンクに見舞われ後退。 その後は911号車と2号車のバトルがクローズアップされ1号車はひっそりと周回を重ねていたがそのペースだけは目を見張るものがあり病み上がりながらも快走を見せる911号車とほぼ同じペースで猛烈な追い上げを見せていたが、惜しくもクラッシュにより戦線を離脱している。 モデルは毎年ニュルに参戦しているマシンに力を入れているスパークであり、リリースはジェネレーション2の中ではかなり遅い方に入る。 マシンの愛称の通り、黄色が基調の911号車に対してこちらの1号車は明るい緑を基調としていて特徴的な矢印の束は911に対して半転色となっていて実にチームカラーらしくまとめられている、911号車では気になるポイントだったホイールのカラーリングもこちらは黒となっておりよりスタート時の仕様に近いものとなっている、こちらも日本には長いこと入荷しておらず、911号車と同じく海外からの直輸入によって入手。 #1/43 #spark #ポルシェ
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Spark 1/43 ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) #911
ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) No.911 アール・バンバー / ミカエル・クリステンセン / ケビン・エストレ / ローレンス・ヴァントール 2019年ニュルブルクリンク24時間耐久に参戦したポルシェ系最強のチームとも言えるマンタイレーシングの最新型のポルシェ 911 GT3 R、911号車には"Grello"の愛称が付けられている、マシンカラーのイエローとグリーンを合体させた名前。 前年の2018年に緑の地獄と謳われるニュルブルクリンク24時間にてマンタイレーシングは果敢なバトルを展開し終盤にメルセデスよりトップを奪取、そのまま王者に輝いた、ポルシェ陣営は2連勝をモノにするべく18年型のジェネレーション1を発展させたジェネレーション2を投入しワークスチームのマンタイレーシングを始めフリカデリやファルケン等にも供給していた。 911号車は最新のパッケージと共にポルシェの代表的なワークスドライバーが顔を揃えており、前年にも増して最高の状態でワークスチームがひしめくSP-9クラスを圧倒せんとエントリーした、予選ではフロントローをメルセデスに抑えられてしまうものの911号車が3番手に付けており、決勝が始まるとアグレッシブな走りでメルセデスを猛追、2位を奪わんと果敢に追い上げディッティンガーヘーエにてスリップストリームを使いAMGをオープニングラップで料理、更にトップで逃げるAMGの2号車にも喰らいつきこの2台はピットストップやイエローフラッグがでるタイミングなどで順位を入れ替えながらトップを争っており、スタートから7時間を経過してもその差は10秒程度という僅差でレースを争っていた。 夜間走行に入るとトップを守っていたAMGが周回遅れのGT4マシンと接触、脚回りに深刻なダメージを負ってしまい優勝戦線から脱落しこのアクシデントによって911号車がトップに立つ、その後911号車は順調に周回を重ね24時間の長丁場も終わりが見えてきたところでレースは急展開を迎えてしまう。 トップを快走していた911号車はなんと黄旗区間での違反行為があったとして5分間のピットストップを課せられてしまい、後方からひたひたと追撃していたアウディに先を行かれてしまう、ピットストップを消化しアウディ追撃の為にハードにプッシュするも届かず911号車は2位にて完走を遂げている。 しかし、2019年のニュルはここでは終わらなかった・・・なんと、2位で完走ながらも強さを見せていた911号車はレース後の車検にて設定されたBoPよりも馬力が超過していたとされ失格の裁定を受けることとなってしまった。 モデルは毎年ニュルに参戦しているマシンに力を入れているスパークであり、リリースはジェネレーション2の中ではかなり遅い方に入る。 それどころか911号車はサンプルは出てくるもののリリースが非常に遅く年末に来てようやく海外の大手ショップに並ぶというスパークにしては異例の遅さが見られていた、あるところの情報によれば日本に入ってくるのはかなり遅れるそうで当ガレージでは海外からの直輸入によって一足先に手に入れた。 こちらは見慣れてしまったが、ジェネレーション2で当初より間違えられていたリアのホイールリムはそのままで、何故か本戦では黒ホイールだったのがブロンズカラーになっていて少々違和感のあるモデルである、とはいえ明るいカラーリングを施されたボディはジェネレーション2らしいワイド感が際立っておりやはりマンタイのポルシェがすごくカッコイイなっていう感想に落ち着く。 日本でも数ヶ月以内には入荷すると思われるが、人気チームのマンタイなだけに激しい競争が予想される。 #1/43 #spark #ポルシェ
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Spark 1/43 メルセデス AMG GT3 #999
メルセデス AMG GT3 No.999 ラファエル・マルチェロ 2019年に開催された第66回マカオGP GTワールドカップに参戦したグループMレーシングのAMG GT3、アジア圏で戦う如何にもなカラーリングが特徴的。 市街地で行われるレースはアメリカを始め珍しくは無いがギア・サーキットはその中でも特にハードなコースレイアウトをしており数々の魔のコーナーを持ちこれまで大量のマシンをジャンクに変えてきた。 グループMレーシングは今年こそこの伝統のレースに勝利する為に999号車にはメルセデスで長きに渡りファクトリードライバーを務め、最強のメルセデスドライバーの一人とも言われるラファエル・マルチェロがドライブし相方となる888号車には同じくファクトリードライバーのマロ・エンゲルがステアリングを握った。 決勝日前に12周で行われる予選レースではポールスタートをのAMG999号車が好調なスタート、後続ではマルチェロを後方から追撃していたドリス・ヴァントールのアウディがマンダリンにてガードレールにヒット、そのアクシデントから続々とマカオの魔の手が名手達を襲い始めボリス・ベンドでのアウディのスピンを切欠にセーフティーカーが導入、リスタート後もトラブルは絶えず僚機の888号車がブレーキングでコントロールを失いクラフトバンブーレーシングの77号車に激突、脱落してしまう。 度重なる波乱の中、トップを守り続けていた999号車はリードをキープし続け決勝でのポールスタートを獲得した。 決勝もポールスタートにより飛び出した999号車は快走を始めたがコーナリングスピードで勝るアール・バンバーとローレンス・ヴァントールの2台のポルシェが迫っており非常にタイトなギア・サーキットで超接戦な追撃戦が展開された、コーナリングスピードでは劣るもののAMGはストレートスピードでポルシェよりも優れておりスリップストリームを引き剥がしてしまう程の差があった。 999号車はコーナーの続く山側の区間で巧みなブロッキングにより首位をキープ、海側のストレート区間で差を稼ぐ流れを作り出し順調に周回を重ねゴールを目指すがポルシェも後方にピッタリと張り付いて離れる気配は一切無かった、残り6周でポルシェ陣営の勢いのある走りを見せていたバンバーがヴァントールの前に出てマルチェロ追撃のポジションに付いた、バンバーはサイドミラーをウォールに引っ掛けて飛ばしてしまう程に激しく追撃しすぐにAMGの背後に食らいつく、最終ラップまでバトルはもつれ込みコーナー区間で何度も勝負に出るがメルコ・ヘアピンのブレーキングにてポルシェはAMGのリアにヒット、両者ともバトルは続きマルチェロは直線区間まで逃げ切る事に成功、伝統のマカオGPにてポール・トゥ・ウィンを飾った。 モデルはスパーク製、何よりも目を引く派手な雷模様はデカールで再現されており、質感は他の物と比べると若干光沢が乗ってしまっているがスパークの質の高いデカールで総じてレベルの高い仕上がりになっている、ドライバーは良いしマシンもカッコイイし何よりマカオモデルは競争率がGT3の中では低いので良いな・・・と思ったら手を出してみてもいいと思う、優勝車で人気がでるのかと思ったらそうでもなくネットショップ等でも未だに残っていたりする。 完成度は高いので888号車と999号車で是非とも並べていただきたい。 #1/43 #ミニカー
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Spark 1/43 メルセデス AMG GT3 #888
メルセデス AMG GT3 No.888 マロ・エンゲル 2019年に開催された第66回マカオGP GTワールドカップに参戦したグループMレーシングのAMG GT3、アジア圏で戦う如何にもなカラーリングが特徴的。 市街地で行われるレースはアメリカを始め珍しくは無いがギア・サーキットはその中でも特にハードなコースレイアウトをしており数々の魔のコーナーを持ちこれまで大量のマシンをジャンクに変えてきた。 グループMレーシングは今年こそこの伝統のレースに勝利する為に888号車にはメルセデスで長きに渡りファクトリードライバーを務めたマロ・エンゲルがドライブし相方となる999号車には同じくファクトリードライバーのラファエル・マルチェロがステアリングを握った。 決勝前日に行われる予選レースでは序盤からマンダリン・ベンドや魔の右コーナーとして知られるリスボア・ベンドでクラッシュが発生する荒れ模様となった、セーフティーカーが導入され4位争いに付けていた888号車はセーフティーカー明けにマロ・エンゲルは5番手を走行中のケルビン・ファン・デル・リンデを追い越そうとしヒット、リスボア入口でアンコントロールに陥り4番手を走行するクラフトバンブーレーシングのAMG GT3に直撃するAMG同士の大クラッシュをしてしまう。 マシンは決勝までには間に合ったもののスタート位置は後方となったが、決勝では4位のBMWを先頭としたセカンドグループにて激しいバトルを展開、9位にて完走した。 モデルはスパーク製、何よりも目を引く派手な雷模様はデカールで再現されており、質感は他の物と比べると若干光沢が乗ってしまっているがスパークの質の高いデカールで総じてレベルの高い仕上がりになっている、ドライバーは良いしマシンもカッコイイし何よりマカオモデルは競争率がGT3の中では低いので良いな・・・と思ったら手を出してみてもいいと思う。 #1/43 #ミニカー
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Spark 1/43 トヨタ TS010 #36
トヨタ TS010 No.36 ジェフ・リース / アンディ・ウォレス TS010と言えば1992・1993年とプジョーと死闘を繰り広げた名車の1台であり、本車の開発の為にトヨタはル・マン他SWCの参戦を1年見送っていた。 91年と言えばグループCの大きな変革期であり、新たな主役となるNAマシンとこれまで時代を築き上げてきたポルシェ962等のターボのマシンが混在するこれまでにないシーズンとなり、中でもNAマシンが振り分けられるカテゴリー1はジャガーXJR-14、メルセデスC291、プジョー905による三国志状態であった。 一方、TS010はトニー・サウスゲート協力の元で開発は順調に進められておりSWC92年シーズンに向けて着々と準備が進められていた、91年シーズンも最終戦を迎え地上の戦闘機達はオートポリスに続々と集まっていた。 ここでTS010にも声が掛かった、オートポリス戦でのたった16台という参戦台数の不足を補う為にテスト段階ではあるがTS010の特例によるスポット参戦が認められ、トヨタの次世代戦闘機は一足早く人目に触れることとなった、トヨタのCカーには今まで無かったNAサウンドを上げながらTS010は予選で5番グリッドを獲得、テスト参戦ながらもカテゴリー1にてしのぎを削る3メーカーの間に割って入ることに成功、決勝スタート後もトヨタは歴戦の新規格マシン達に一歩も遅れを取ることなく食らいついていた。 9周を回る所でメルセデスとドッグファイトを展開していたTS010はジェットコースターストレート手前でスピン、フロントカウルのルーバーが脱落する軽微な損傷を受けるが、緊急ピットインでフロントカウルを交換し再びレースに復帰したもののポジションは16位まで後退したがトップグループに遜色の無いタイムでラップを重ねポジションを取り戻していく。 TS010は周回遅れながらも上位マシン達に果敢にもバトルを仕掛け、ホームストレートではスリップに付いてきたメルセデスをそのまま引き離してしまう高速性能すらも見せ付けた、バトルしていたヴァンドリンガーはコーナーは遅いがストレートはクレイジーとコメントしていた、たらればにはなるがオートポリスに投入されたTS010は予選よりブレーキトラブルを抱えており決勝でも解消される事は無くそのまま出走している、上でも書いた9周でのスピンはブレーキトラブルに起因するロックが原因だったそうな。 TS010は上位陣からは周回遅れとなるものの手負いの初陣にて総合6位を獲得、貴重なデータを持ち帰り来季の本格参戦に向けて期待が寄せられた。 さて、TS010と言えばhpi-racingが沢山リリースしていたがこの91年最終戦仕様をリリースしたのはスパークだけである・・・相変わらず凄い所を突いてくる。 このTS010はテスト参戦仕様、つまりは試作機なので92年SWCに参戦していた頃とは細部が異なっておりフロントカウルのダクト、リアカウルのエアインテーク、2枚羽には変わらないが低めのリアウイングとしっかりと特徴を抑えてくれていて92年仕様と比べてみるのがとても楽しい、レジン製品のためパーツも薄くシャープな造形がマシンのカッコ良さを引き立てているのもお気に入りポイント。 全体的にバランスはhpiのが良いかなって印象もあるけどスパークの方はカッコ良さを際立たせた感じになっていてリアリティと言うかはミニカー映えする仕上がりになってる印象、現状ではあまり人気が無いのかいろんなサイトやショップでも残ってたりするのでお財布に余裕があらば是非とも手に取ってみてほしい1台。 #1/43 #spark
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Spark 1/43 ポルシェ 911 RSR #92
ポルシェ 911 RSR No.92 ミカエル・クリステンセン / ケビン・エストレ / ローレンス・ヴァントール 2018年のWECスーパーシーズン第2戦ル・マンに投入されたポルシェ GTチームのポルシェ 911 RSR、ポルシェがスポーツカー誕生70周年を迎えるこの大会ではライバルが多い中、気合の入れようが人一倍凄かったワークスチーム。 前述の通り、ポルシェが70周年を迎えるメモリアルレースとなった第86回ル・マン24時間レースではWECに参戦する欧州方面軍の91、92号車にそれぞれポルシェのマシンが過去のレースで纏ったレトロリバリーを施され、91号車の直接的な僚機の92号車にはポルシェファンやモータースポーツファンから非常に人気の高いピンク・ピッグカラーが与えられ、ご先祖となる917/20と同じくマシンの各所には豚肉の部位を表すドイツ語表記が散りばめられた、91号車は代々数多くの武勲を立ててきたロスマンズ風のカラーを与えられ、対照的にこちらはピンク一色で可愛らしいマシンに仕上がっている、余談ではあるが同時に現地で販売されたピンクピッグのTシャツはめちゃくちゃ売れたらしい。 可愛らしいエクステリアとは裏腹に中身は最新型となった2018年型のパッケージ、ドライバーもポルシェが誇る最高クラスのワークストリオで予選では3分49秒097をマークし迫るフォード軍団から僚機のバックをガッチリと守りフロントロー独占の立役者となった、しかしフォード軍団も49秒台に3台を割り込ませそのタイムの中には北米方面より合流した93号車も入っており、決勝前からフォードとポルシェの戦いは熾烈さを見せていた、まさにヨーロッパ戦線の再来と言ったところ。 決勝の幕が上がるとポルシェ陣営は91と92がGTEクラスのレースを引っ張る形を作り2台は安定的に差を拡大させ貯金を作っていくが、レースから3時間が経とうとしたところでコース上のトラブルによってセーフティーカーが導入され、激戦が続くGTEクラスの順位はシャッフルされ混乱に陥ったがポルシェ陣営はこの難題を見事にクリア、一方91号車はフォードの追撃に合い2位を賭けた熾烈なドッグファイトに突入するが92号車は追撃から逃れ独走モードへ移行、磐石にして確実なドライバーとチームのレース運びによって92号車はクラス優勝を勝ち取るのであった、何よりスポーツカー誕生70周年というポルシェにとってのメモリアルレースで91と92が1-2でチェッカーを受けた功績は非常に大きいものであろう。 モデルは「ル・マンに出たマシンならばぜんぶ出す!」と豪語しているスパークモデルからのリリース、ル・マンはスパークが現状独占状態なので18年型の911RSRは現状ではスパークからしか出てませんね、こちらも91号車に劣らず非常にカッコイイモデルです、実車より少し赤みが強いかなって感じの色合いですかね、ピンク色のボディを黒いホイールでキュッと引き締めていて非常にスマートな印象である。 さて、こちらも91号車と同じくなかなか売れなかった子・・・いや、なかなか売り切れにならなかったモデルと表現したほうが正解か、やはり生産数が異様に多かったのかな、さすがに今では品切れ状態ではあるもののヤフオク等でも手軽な値段で落札できたりするので917/20を持ってる方、ポルシェが好きな方は是非とも手に取ってもらいたい。 #1/43 #spark
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Spark 1/43 ポルシェ 911 RSR #91
ポルシェ 911 RSR No.91 リカルド・リエツ / ジアンマリア・ブルーニ / フレデリック・マコウィッキ 2018年のWECスーパーシーズン第2戦ル・マンに投入されたポルシェ GTチームのポルシェ 911 RSR、ポルシェがスポーツカー誕生70周年を迎えるこの大会ではライバルが多い中、気合の入れようが人一倍凄かったワークスチーム。 前述の通り、ポルシェが70周年を迎えるメモリアルレースとなった第86回ル・マン24時間レースではWECに参戦する欧州方面軍の91、92号車にそれぞれポルシェのマシンが過去のレースで纏ったレトロリバリーを施され、91号車にはグループCの世界選手権やラリーで栄冠を意のままにした武勲を象徴するロスマンズをモチーフとしたカラーリングが与えられ、直接の僚機となる92号車は人気の高いピンクピッグが与えられ前年、リアエンジンからミッドシップへと変化を遂げ苦戦が多かった17年からより信頼性と戦闘力の高い18年仕様へと進化し、WECで最も激戦区とも言えるGTEクラスへとエントリーした。 ポルシェ陣営は直接のライバルとなっていたフォードに対抗するべくIMSAにて活動中の北米方面軍をル・マンでのみ合流させフォードと同数の4台を投入するというまさに必勝態勢でレースに望んだ、予選では91号車が3分47秒という他のGTEマシンを圧倒する平均タイムをマークし文句無しのポールポジションを獲得し92号車が49秒でそれに続いて2番グリッドを獲得、決戦の前からドイツ機甲部隊は磐石な攻撃体制を構築しつつあった。 しかしフォード陣営も黙ってはおらず、49秒台の中に3台も食い込ませポルシェへの対抗意識が露となる結果で予選が終了、決勝がスタートすると91、92号車がフロントローを独占したままクラスを牽引、2018年パッケージの戦闘力の高さを序盤から見せ付けレースから3時間が経とうとしたところでコース上のトラブルによってセーフティーカーが導入され、激戦が続くGTEクラスの順位はシャッフルされ混乱に陥ったがポルシェ陣営はこの難題を見事にクリア、91号車はフォードとの壮絶なドッグファイトを制し1-2体制でゴールを目指した、このフォードとの戦いはスタートから21時間経過辺りまで続いていた。 ル・マンの魔の手を分厚い装甲により弾き返したポルシェ陣営は91、92号車と1-2体制を維持したままル・マンを制覇しスポーツカー誕生70周年という大きなメモリアルウィンを獲得、ポルシェの歴史的なレーシングカーの1台として仲間入りを果たした。 モデルは最近一番勢いがあると言っても過言では無いスパークモデル、レジンの精密性や質の高いデカールで仕上げられたロスマンズ風のポルシェは素晴らしいの一言に尽きる・・・しかし、いつもであれば嵐の様に売れるワークスポルシェなのだが、この91号車は某家電量販店や大手ミニカーショップでも長いこと残ってしまうという珍事が発生し、場所によっては特価品入りする所もあったとかいう謎が深いモデルである。 19年のWEC富士の公式練習日ではポルシェのパドック裏でこのモデルを手にドライバーを待つサインマニアが多く見られたので売れてないって事は無いみたいだ。 売れると踏んだスパークがモリモリ作りすぎたって事なのでしょうか、ともあれ非常にカッコイイモデルなので是非とも手に入れてもらいたい1台だ、ロスマンズのデカールを貼ってカスタムしてみても面白いだろう。 #1/43 #spark
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