Minichampus 1/43 オペル マンタ B2 #140

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オペル マンタ B2 No.140

オラフ・ベックマン / フォルカー・ストリチェク / ピーター・ハス / ユーゲン・シュルテン

ドイツ最大の草レースと言っても過言ではないニュルブルクリンク耐久の2013年度大会に参戦したキスリング モータースポーツのマンタ B2、ワークスチームやプロレーサー、最新のGTマシンがクローズアップされる中、特例によって参戦が認められ緑の地獄を駆け抜ける可愛らしい小さな勇者だ。
一応、ニュルブルクリンク24時間耐久は開催年から10年以降のマシンは参戦不可というレギュレーションがあるのだが、このマンタはあまりの人気の高さから主催者から招待状を送られる主催者推薦枠というシード権を獲て参戦しており、その人気は海外はもちろん日本のモータースポーツ愛好家からも多くのファンが存在しツイッターでは専用のハッシュタグが使われるなどその人気っぷりは別格である、あまり使われないが『マンタ師匠』『妖精』『マンタ先生』等と数多くの呼び名があったりする、本当に愛されている。
キスリングモータースポーツのマンタはそんじょそこらのマンタとは別格のチューニングを施されており、キスリングモータースポーツとオペル・パフォーマンスセンターが協力し、ドア類、ボンネット、フロントマスク等をカーボンファイバー製の特注品に交換、溶接式ロールゲージの導入、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションに換装、シーケンシャルシフトの導入、エンジンをカデットGSiで使用されている2リッターNAに換装し電子制御パーツを導入、更にラジエーターはメルセデス、マスターシリンダーをポルシェの物と改造箇所を上げたらキリが無い程のワンオフマシンであり、主催者推薦枠の特別マシンとはいえSP3Tでライバルと戦うれっきとしたレーシングカーなのである。
そしてマンタを語る上で欠かせないのがもふもふのキツネの尻尾である、ルーフアンテナの先に取り付けられたキツネの尻尾はレーシングスピードで煽られもふもふもふと激しくダンスしている光景を度々見ることができるチャームポイントである、このキツネの尻尾は何の意味があるのかは残念ながら知らないが可愛いは正義だし個性があるのはいい事だ。
今回展示する2013年仕様のマンタはクラス14位、総合100位にて無事に完走を遂げておりパッとしない順位に見えるがライバルはスパルが送り出すワークスマシンのWRXやガズーレーシングの86、アウディTTやクリオである為、このような最新マシンとガチバトルをやっている所を見ると非常に健闘しているマシンと言えよう。

こちらはミニチャンプスのレジン製という少数派モデル、パッケージも横幅の大きな物が使用されており特別感のあるモデルに仕上がっている、ディティールもしっかりと捉えられており、何よりも最大の特徴・・・と言うか最大のチャームポイントと言うべきキツネの尻尾がちゃんと再現されているのはマンタのファンとしては嬉しいところ、生産数が少ないのか市場ではあまりお目にかかれず入手する機会に恵まれないのが残念ではあるが、オススメのモデルなので見かけたら手に取ってみてほしい。
私はツイッター経由でフォロワーさんより「こっくりさんキツネが好きならマンタ持ってなきゃダメっしょ!」と、譲っていただいた。

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