- unknown001z Museum
- 2F MINOLTA(ミノルタ) MC
- MINOLTA MC ROKKOR 58m f1.2(2型)
MINOLTA MC ROKKOR 58m f1.2(2型)
MINOLTA MC ROKKOR 58mm f1.2
5群7枚、Φ55、455g
最短撮影距離0.6m
最小絞り値f16
1970年(MC2型)
1970年(昭和45年)万国博覧会を記念して、この年の日本の姿を5千年の後世に伝えるタイムカプセルが、松下電産と毎日新聞社によって大阪城の地下深くに埋蔵されたが、この中には現代日本の代表的な工業製品の一つとしてMCロッコールF1.2・58mmレンズが選ばれおさめられた。
二つ名を『鷹の目ロッコール』
ジャンクレンズ使いとしては守備範囲外のプレミアムレンズですが、間違いなく、ミノルタ単焦点MFレンズの頂点に君臨する名玉
金属ローレットの1型、2型、ゴム製ローレットの3型まで、先のタイムカプセルが1型か2型か分かりませんが、年代から推測して、この2型を購入しました。
フルサイズミラーレスに装着し、その巨大な前玉を覗くと、センサーの深いグリーンが『深淵』という言葉を想起させる何とも叙情的なレンズです。
X-1に装着例が多いレンズですが、当時(1970年)の広告ではSR-T101用F1.2レンズとして紹介されています。
「光分散の少ない屈折率の高いハイ・インデックス新種ガラスレンズを5枚、贅沢に使った5群7枚構成。画面の中心部は無論のこと、周辺部までスッキリと仕上げる、非点収差やコマ収差のない、総合描写性能抜群のレンズです」
当時の単価の表記はありませんが、SR-T101のボディーが33,300円、F1.2付きが69,800円なので、差し引き36,500円となります
F1.4 が22,700円、F1.7が14,000円
鷲の目Tessarを鷹の目と混同している方も多いのですが、Zeiss社が宣伝に使用したキャッチコピーが『Das Adlerauge Ihrer Kamera※あなたのカメラの鷲の目』なので、テッサーは鷲の目が正しい(はず)
ミノルタの血統を受け継いだはずのSONYのホームページですらテッサーを『「鷹の目」と称された』と記載してるほど根強いです
まあ、日本語として、鷲より鷹の方がインパクトがありますし、言葉はそうして変革するので、間違いとは言いませんが‥‥
因みに、このレンズはアトムレンズ(放射能レンズ、トリウムレンズ)です
作例
https://twitter.com/unknown001z/status/1239025712327053313?t=CAivIq_ui4W5D3NfjFDOjg&s=19
https://twitter.com/unknown001z/status/1270998514516897793?t=nn-JXP-md9cQzPPl4xuUIw&s=19
はるさめ
2022/03/27 - 編集済み確かに、鷲より鷹のほうが格好いい感じがしますね。しかし鷲と鷹じゃ全然違いますよね…
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あんのうん01
2022/03/28実は、基本的に鷲と鷹の違いは大きさで、大きい方が鷲、小さい方が鷹になります(勿論、例外あり)
海外では国鳥に鷲を用いる国が多いのに、鷹を用いてるのは北朝鮮(オオタカ)だけだったりします
国内では語感で広まった気がします
「ワシの目」だと老眼っぽい😅