一時はαショックを起こし世界を席巻しながら、諸々の経緯によりカメラ業界から撤退、そのDNAはSonyに引き継がれ、そのレンズは『ジャンクレンズ棚の常連』と称されたミノルタレンズ群のミュージアム
ミノルタレンズのコレクションをするにあたり、踏み入れてはならないゾーンがあります
それがミノルタ ベクティス(MINOLTA Vectis) 、Vマウントレンズです
『世界標準規格の新しい写真システム』として名だたるカメラメーカーが共同で開発したアドバンストフォトシステム(APS)
取分け本気だったのがミノルタ
ミノルタは新規設計のVマウントを1996年に登場させます
すぐにデジタルカメラが界隈を席巻し、APSは終焉を迎えます
APSフイルムの終焉が近づく頃、SONYからNEX-5が登場し、ミラーレス一眼が普及します
それに伴いマウントアダプターを介して古いMFレンズ使用する撮影も市民権を得ていきます
話は遡り、αショックによりAマウントが普及したことで、それまでのミノルタSRマウントは衰退してジャンクレンズ棚の常連となります
ミノルタのSRマウントレンズはアダプターも安価で販売されオールドレンズ入門用として安価で売買され、また、鷹の目など特定のレンズは人気があります
しかし、そんなミノルタレンズの中、例外が前述のVマウントレンズ群です
市場で程度の良いものが激安で出回っています
Vマウントレンズは
電子制御レンズでまともな方法では使えない
さほど古くなくビンテージ感は無し
圧倒的な不人気によりアダプターが希少で高額
本来の使い方、ベクティスに付けるも、APSフィルムが10年以上前に製造販売中止…
ヤフオクやメルカリで期限切れのフィルムを購入するも、現像先が少ない等など、全くメリットがありません
ただ、不合理を楽しめるのが人間らしさ
人には全く勧められないそんなVマウントレンズです