Orygmaspis contracta

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ブリティッシュコロンビアMcKay層は現在も採掘されていると見られ、新種の三葉虫が見つかり続けています。カンブリア紀三葉虫は種類が多いので、この産地の三葉虫を全て入手しようとなると労力が必要かと思います。また、標本コンディションの良いものがなかなか得られないのも難点です。一方で、論文で掲載されるものの中には高品質のものもあり、2017年当標本と同種で、消化管細部まで残っている驚きの資料があります。(フリーアクセス論文後半)
https://www.researchgate.net/publication/309549546_Exceptionally-preserved_late_Cambrian_fossils_from_the_McKay_Group_British_Columbia_Canada_and_the_evolution_of_tagmosis_in_aglaspidid_arthropods

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    Trilobites

    2021/08/30 - 編集済み

    流し読みしかしていませんが、確かに軟体部が見つかるようですね。昔から気にして市場を見ていますが、McKay Groupの軟体モノは市場では見た記憶が無いので、数は少なく研究者レベルでの入手しかできないんでしょうね。似た様な種類に見えてしまい良く分からなかったMcKay Groupですが、「Palaeontographica Canadiana No.35」を入手してやっと全容が分かりました。部数が少ない書籍ですので、入手できるうちに抑えておくことをお勧めします。

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      tatsutoy

      2021/08/31

      カンブリア紀の生物は意外にも消化管が残っている事例がありますね。比較的体が「薄い」ので化石として残り易かったからなのか、それとも生息域の環境が嫌気性で腐敗し難かったのか、どうなのでしょうか。第35巻未入手です…

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